広大な境内に北谷・中谷・南谷の三つの渓谷がある「東福寺」。創建は鎌倉時代、ときの摂政関白・藤原(九條)道家が南都東大寺と興福寺から「東」と「福」の二字をとり、九條家の菩提寺として造営した。

 
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 「東福寺三名橋」の一つである臥雲橋を渡って本堂へ向かう。こちらは臥雲橋から写した通天橋。
 

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 日下門を入ってすぐ右にある重要文化財の禅堂。貞和三年(1347年)の創建。日本最古で最大、中世から現存する唯一の座禅道場。
 
 
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 昭和九年(1934年)に完成した本堂(仏殿兼法堂)。昭和期の木造建築としては最大のものと言われている。
 

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 本堂の隣にある国宝、三門。応永三十二年(1425年)の再建で、現存する禅寺の三門としては日本最古のものである。上層には釈迦如来と十六羅漢が安置されている。
 
 
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 五社正就宮の石鳥居。

 
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 通天橋を渡って開山堂・普門院へ。


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 通天橋から見た臥雲橋。秋には美しい紅葉を眺めることができる。
 
 
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 重要文化財の開山堂。別名常楽庵。元の建物は文政二年(1819年)に焼失し、その四年後、一条忠良によって再建された。


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 普門院から見た池泉鑑賞式庭園。普門院とは開山堂の西に位置する寝殿造風の建物。枯山水は約百坪の平庭式で、写真ではわかりにくいが市松の砂紋がついている。禅院式と武家書院式とを調和させた江戸中期の代表的な名園である。

 次はもう一つの名園がある方丈庭園に向かう。