Plomised Land 日が落ちていく空がとても綺麗で、その時だけは。 何も考えずにいられる。 どんな想いを抱えていたとしても。 色が重なり合うのはほんの少しの時間。 夏の夕暮れは儚い。 夕凪のような風が通り過ぎて、雲が溶ける。 闇が降りる。 この世界から切り離されてしまいそうで。 太陽が隠された、空の向こう側。 色が溢れて、零れ落ちていた。 僕は思う。 そこに天国があるかもしれない。