アルノ川に架かり、古い歴史を持つヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)。イタリア語で“古い橋”という名が示すとおり、フィレンツェ最古の橋である。中世以前に橋が架かり、一度洪水で流された後、1345年に再建された。橋の両脇には金細工の店が並んでいる。この独特な橋も以前から見てみたいと思っていた。





橋の中央からはアルノ川を眺めることができる。曇っているところが逆に良かったかもしれない。絵葉書にありそうな風景。



上の写真の胸像は、フィレンツェの金細工の父と呼ばれるベンヴェヌート・チェッリーニ。フィレンツェに生まれ、父はメディチ家で技師・音楽家として仕えていた。1515年から彫金師に弟子入りし、1523年からローマで彫金の注文を請け負っていた。ミケランジェロの壁画などを模写し、その才能を終生崇拝していたという。


店のシャッターもなんだかオシャレ。

金細工は購入せず目で楽しんだ後、次の場所へ。朝靄に包まれたサンタ・クローチェ教会へ。