18世紀、この地に侵攻してきたナポレオンが「世界一美しい広場」と絶賛したというサン・マルコ広場(Piazza San Marco)。サン・マルコ寺院、大鐘楼や時計塔、ドゥカーレ宮など、ヴェネツィアの主要なスポットはほとんどこの広場にある。広場の入り口には街の象徴である有翼の獅子像が。


サン・マルコ寺院(Basilica di S. Marco)は2人のヴェネツィア商人によって運ばれた聖マルコの聖遺骸を安置するために建設された教会。最初の建立は828年。11世紀に再建され、現在に至っている。内部の撮影はできなかったが、金を使った豪華絢爛な装飾が施されていた。


ドゥカーレ宮(Plazzo Ducale)はヴェネツィア共和国の政治の中枢があった建物。創建は9世紀、14世紀にはゴシック様式の建物として改築された。内部にはヴェネツィア派の画家たちが描いた美しい壁画や天井画がある。


16世紀初頭に建設された高さ96メートルの大鐘楼(Campanile)。もともとは見張り台と灯台の役目を担っていた。現在はエレベーターのついた見晴台になっている。


時計塔は15世紀に建造。屋上にはムーア人の2体のブロンズ像があり、この像が鐘を打ち鳴らして時を告げる。


サン・マルコ寺院を背にして、広場の右側には世界で3番目に古いカフェがある。左側には世界一古いと言われているカフェがあったが、この日は残念ながら閉まっていた。


下の台は座るためのものではなく、街が水に沈んだ時にこの上を渡るために置かれている。


どこからかカモメもやってくる。
日が高くなり、昨夜とは違って天気も良い。大鐘楼に登って街を見渡してみたくなった。