ドゥオーモ(Duomo)という言葉の意味は、イタリアで街を代表する教会堂のことである。ミラノのドゥオーモの広さは、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に次いで世界で2番目。1386年、ミラノ公国の領主だったジャン・ガレッツォ・ヴィスコンティの命により着工、500年近い歳月をかけて建設された。


イメージ 1

イメージ 2


 特徴とも言える尖塔の数は135本。最も高い塔は地上から108.5メートルの高さがある。また、柱や壁には3500体もの彫刻があり、一つひとつの表情も豊かで、見ていて飽きることがない。


イメージ 3

イメージ 4
 

 内部に入ると大きな柱とステンドグラスがまず目に入る。天井が高く、広々とした空間は荘厳な雰囲気。


イメージ 5

イメージ 6
 
イメージ 7


 新約聖書を題材にして作られたステンドグラス。この日は曇りだったが、日が差し込んだ時はもっと素晴らしいだろう。


イメージ 8
 

 床のモザイクも魅力的。


イメージ 9
 

 蝋燭をつけて祈りを捧げる。


イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14


 ドゥオーモにはたくさんの彫刻があるが、最も印象に残った作品が出口付近にある。マルコ・ダグラーテ作の“聖バーソロミューの像”。イタリア語では“サン・バルトロマイ”という。この聖人はキリストの12使徒の一人で、生きたまま生皮を剥がれて逆さまに十字架にかけられ殉教した。レオナルド・ダ・ヴィンチの“最後の晩餐”で一番左に座っている人物だ。ミケランジェロの“最後の審判”にも剥がれた自分の皮とナイフを持った姿で描かれている。この像も自分の皮を体にまいて立っており、後ろにまわると顔の皮の部分も見ることができる。


イメージ 15


 裏側から見るドゥオーモ。太陽を背にするとまた違った表情が見られるのだろう。しかし時間の都合上、その姿を見ないまま後ろ髪を引かれる思いで次の目的地へ。この旅で、私の最大の目的でもある“最後の晩餐”を見に、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へと向かう。