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 今、ここにこうしていることが

 例えば十年後

 それはもうすっかり記憶のひだに埋もれて

 思い出すことさえなくなるのだろうか。

 何も変わらないと思っていたあの頃から

 もう何年もの年月が流れてしまった。

 時が流れてしまうことに鈍感で

 何も変わらないと思っていた自分。

 しかし年月は緩やかに、そして確実に

 私の何かを変えてしまった。

 いつも座っていた窓際の席。

 今でも街行く人の姿は変わらない。

 私の時間は少しだけ昔に戻り

 いつまでもそこで続いているような気がした。