どうも皆様はじめまして!石垣Drから素敵なご紹介いただきました 関西医科大学付属病院 研修医2年目の高田健正でございます!

 

 

まずは自己紹介から

自然、アウトドア、行ったことのないところが好き

平和主義、温厚、怒ったら怖そうといわれる、怒らない。

あまり何を考えているかわからない、なにも考えてない。

 

大学時代に自身の入院の経験から将来を見つめなおし、医学の道へ

大学では野郎共とともに6年間寝ても覚めてもラグビーの日々

 

仲間たちと灼熱の夏合宿の中少しずつ脳細胞を溶かしながら過ごした日々は思い出すたびに心をギュっと淡くしてくれます。

 

なんとか医師国家試験を乗り越え、社会人として過ごしていた中

楽しそう、ただそれだけで奄美研修にきてしまいました。

 

 

楽しい。

 

 

おいしい。

 

 

毎日朝から晩までともに過ごして

 

 

真面目に研修してみたり

 

 

ときにはあほなこともして

 

 

もし出会わなかったとしたら、別の病院で働いている他人で終わっていたのかもしれないけれど

 

 

すっかり家族みたいになりました。

 

気付かないふりをしてみたいけど

そんな僕らにも研修期間の終了、

一家離散までの時間の針が動きだしました。

 

 

奄美大島という大自然が生み出すおそろしいほど繊細な夕焼けと

そのタイムリミットの時間まで こぼれ落ちる憂いを帯びた星空のもとに

 

どうして人は人を抱きしめるのでしょうか。

 

 

・カーネギーメロン大学心理学者とピッツバーグ大学の耳鼻咽喉科とバージニア大学の小児科医の共同研究です

”A similar stress-buffering effect emerged for hugging, which explained 32% of the attenuating effect of support.”

 

ハグによりストレスが32%軽減するんですね

出典:

Does Hugging Provide Stress-Buffering Social Support? A Study of Susceptibility to Upper Respiratory Infection and Illness – Sheldon Cohen, Denise Janicki-Deverts, Ronald B. Turner, William J. Doyle, 2015

 

 

 

・小児を対象とした論文もありました

”抱きしめる行為は協調性と落ち着きを増し、不安の程度を軽減する事が示唆された”

 

Child behavior check listという検査を用いてすべての指標で優位に減少したみたいですね

出典:

「抱きしめる」という効果 -竹澤博美,相守節子,牧野雅美,堀親秀 新田塚医療福祉センター雑誌 vol.4 No1(2007)

 

 

 

 

抱きしめることによりオキシトシン、βエンドルフィンなどの体内分泌が活性化するからであるといわれています。

 

オキシトシンは子宮収縮や母乳分泌に不可欠な物質ですが、男性にも普遍的に存在するようです。

幸せホルモンともいわれるように動物が子を守るために必要な感情である 愛情を脳に感じさせる効果があるようですね

 

βエンドルフィンは苦痛を取り除くときに最も多く分泌される神経伝達物質の内の一つです。

マラソンなどで苦しい状態が一定以上続くとストレス軽減のために分泌され、やがて快感や陶酔感を覚えるランナーズハイと呼ばれる現象はこれによるものだそうです。

 

 

 

 

いつかまたおもいだす度にギュッと淡くなるのでしょうか

 

たのしかったぜ、またあおうな!

 

というわけで次回は湘南藤沢病院から来た東のおおたま野郎

大澤先生の投稿をお楽しみに!!