今様小袖(いまようこそで)〜対丈着物遊び〜

今様小袖(いまようこそで)〜対丈着物遊び〜

江戸時代初期までは普通だった対丈(マキシ丈)着物。
着物は元々はマキシの巻きワンピ。
これなら楽で簡単に着られる、と気付いちゃった管理人がお届けする
着物遊び、着物スローライフの日々のおはなし。

着物はマキシの巻ワンピ
"着たい"を楽に叶える対丈着物の始め方
今様小袖です



 TODAY'S
 
持ってる着物、洗える絹の着物にしちゃうぞ



お仕立て直しに出しました💕


もちろん今様小袖(対丈)にして貰います。


大のお気に入りのぜんまい紬。


この着物は随分前にお仕立てしたのですが、

衿幅が広すぎたり、肩幅も大き過ぎたりで、

綺麗な着姿にどうしてもならなくて。


この写真はその時に着た物です。


大きい。だぶっとしてる感満載😅


上半身ですが伝わって来ますよね。


衿なんか明らかに幅が広すぎですが、

これできっちり半分に折ってるんですもん。



呉服屋さんを通して、イチからのお仕立てだったんですけどねー。



これは私の体型が特殊過ぎ(小さ過ぎ&細過ぎ)て、


呉服屋さん経由では和裁士さんには調整すべき所が伝わらなかったから


だと言うのは今では分かっているのですが、

当時は何故なのか分からなくて悩みました🥲



その後和裁士さんと直接お付き合いさせて頂くようになって、


これは着付の技術では調整しようがなく


そもそも体型に合っていないんだと理解して、


安心するやら

(自分の着付がヘタな訳じゃなかった) 


がっかりするやら

(呉服屋さん、そこは和裁士さんと調整して欲しかった😂)



そんなこんなで

ずっとタンスの肥やしになっていたのですが


この度自分サイズでお仕立て直しをお願いする事にしました。



和裁士さんの工房に直接持ち込みなので、

行き違いがなくてストレスフリーです💕



そして折角なので、気楽に普段着として着られる様に、

洗い張りではなく自宅でお洗濯にしました。



ずっとやってみたかったんですよね✨
自宅でお洗濯出来る絹の着物をお仕立てするの。


紬は結構イケる、と教えて頂いていたので

いつかお願いしようと思っていたのですが、

ふと思ったんです。



いつかって、いつ?


いやいや、今やっとこうよ。


早くやればやる程、

長く楽しく好きな着物を着られるよ。




そんな訳で今回初チャレンジです✨




ポイント一つ目は、これ。

先に自宅でお洗濯して布地を縮めてからお仕立てを依頼する



仕立て直しなら自分で解いてお洗濯です。 


今回私はこちらですね^^



洗い張りだと、

経年で縮んだり形崩れした布地を綺麗に伸ばして下さってしまうのでNG💦



自宅でお洗濯する着物にするんですから

洗濯してもこれ以上形崩れしない状態にしとかないとアカンのです。



とはいえ、

自宅でのお洗濯は失敗の可能性もあります。



布の状態に戻して洗わないとアカンのですが

着物を解く時にうっかり縫い糸ではなく

着物の布地を切ってしまったり


布地によってはガタガタに形崩れしたり

(絞りや刺繍のある物などはテキメン)


場合によっては色落ちしたり

(古い着物の場合は時々あります)



ええ、ええ、どれも経験しております。


色落ちの時は、

着ている服にその水がハネてシミになったり

もしましたね〜(^◇^;)



さておきお洗濯、私はエマールを使ってます。



着物地を畳んで、しっかりと水に浸してから丁寧に押し洗いします。


すすぎも丁寧に押し洗い。


終わったら、洗濯機で軽〜く脱水します。

私は30秒位かな。


水が滴らない位であればOK。



そして、陰干しで出来上がり✨✨✨



布地がヘンに歪んだりもせず、綺麗に洗えました😍

しかも糊が落ちて柔らかくなったのでより好み💖

最高じゃないですか💖


るんるんで和裁士さんの所に持ち込みましたよ。


仕上がりが楽しみです✨✨✨




そしてここで二つ目のポイント

単にする。裏地は付けない



単(ひとえ)って、少々形崩れしても分からないんです💕



着物の形崩れが目立つのは

ほぼ袷(裏地のある着物)なんですが

それは経年で布地がそれぞれ縮んで、表地と裏地の生地の形が合わなくなるからなんです。



そうすると、なんとなく浮いた様な感じがすると言うか、シルエットがイマイチになるんですよね。



(着物は通常はそうなると洗い張りをして

汚れも綺麗に、布目も綺麗に整えて仕立て直して長く着る、という物でもあるんですね。)



今回事前にお洗濯して締めてはいますが

何度も自宅でお洗濯するつもりですし、

絶対に縮まないとは言えない。


裏地も同じことです。



なので、最初から付けないのが安全という訳です。


そもそも裏地がない方が軽くて楽ですしね。



普段着として、気軽に何度も着て何度も洗える。


そんな着物にするための、私の大切なポイントでした。




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