自閉スペクトラム(ASD)な息子ヒルマは、公立中学の通常級に通っています。
社会の授業で「はっぽう領土習った」と自慢げに教えてくれました。
八方領土…
う~ん……もしかして…
もしかして「北方領土」では?
あわてて夫が検索してみると、
やはり「はっぽう領土」はありませんでした(笑)
夫が新しい言葉と思ったのも当然で、学芸会が学習発表会になってたり、はだ色がペールオレンジやうすだいだいと入れ替わっていたり…
わたしたちが子どもの頃とはちがうことが多々あっておどろきます。
一方、まちがいとわかったヒルマの反応は──
「オレっておもしろいヤツだなあ」と笑っていました。
それだ!と思いました
ヒルマが3歳のころに発達検査を担当した心理士さんのアドバイスです。
\心理士さんのアドバイス/
人とちがうことに自分で気づくのが小5くらい。
それまでに自信で貯金をつくることが重要です。自信を持てると例えばバカにされても、
「ま、いっか、ボクは電車にはくわしいんだ!」と自分で立ち直れるようになります。
わたし、ずっと、ヒルマが自信を持てることって何だろうと思いながら、見つけられずにいたんです
でもヒルマは自分で「(失敗したり、まちがえたりする)オレっておもしろいヤツだなあ」と笑い飛ばす術を身につけていました
給食はこぼすし、テストの点数はふるわない。『明日から冬休みです』っていうお知らせを、冬休み明けに見せたりするし…
それもこれもひっくるめて「おもしろい子だね」って見守っていようと思います