前回からのつづきです。
1年生の頃から、スイミングとかサッカーなどの習い事のチラシをもらうたび、ヒルマは「行ってみたい!」と言いました。
小学校に慣れるまで習い事は始めたくなかったので、何かと理由をつけて断って来たのですが、とうとう昨年、思い切って無料体験会に参加してみることにしました。
緊張するタイプなので、もしかしたら見学だけになるかもしれないことを伝えると、もちろんそれもOKで、「未就学児~小学校低学年対象の簡単なレッスンです」という説明でした。
会場は、ふだんは別の地区でコーチをしているという方々も合わせて5~6名ほどいて、活気に溢れていました。
この日、体験会に参加するのは小学校低学年の6名で、そのうち一人は同じ学校の△△くんでした。
知っている子がいたことで、安心できたようで、
最初から参加することができました。担当のコーチは若くてキラキラしていて、まるでヒーローショーを見ているようでした。
実際にレッスン(この日は走る練習)が始まると、思いがけず次から次へとルールが変わるのです。たとえばスタートのタイミングだけでも──
と、(ヒルマにとっては)複雑で。(ほぼ1回ごとに変わるので混乱する)
口頭で告げられるだけなので、聞いてイメージするのが苦手なヒルマは出遅れたりと戸惑っていました。
その様子に気づいたアシスタントのコーチが、さりげなくヒルマのフォローについてくれたので助かりました。
後ろ向きで走ったり、低いハードルを飛び越えたりと、あれこれメニューをこなしていく中で、
くじけそうなときにもコーチたちは熱くエールを送ってくれます。それに後押しされるように、ヒルマの緊張もとれてきたように見えた後半──
泣きながら、わたしのところへ戻って来ました。
(つづきます)

押してもらえるとうれしいです
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つぎの話・・まえの話
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昨日アメトピに足が痛い記事が掲載されました!
ありがとうございます
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発達障がいの息子との日々を絵日記にしています。
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