👦あらむ

分解する用のエンジン

Photo:あらむ

 

最近とあるYouTubeで「ZIP爆弾」というのを耳にしました。ファイルの圧縮方式を普通とは違う利用の仕方でいろんな意味で大爆発するやつです。いやー怖ろしい、

 

今回は車体のエンジンの圧縮率を最適化したいという内容です。(いくつかの記事に分けて掲載する予定です。ご了承ください。)

 

エンジンの圧縮率とは

 

そもそもエンジンの圧縮率とはなんぞやという感じなので(無知ですいません)E先生に解説してもらいました。

 

    

圧縮率を最適化するとは

エンジンは燃料と空気を混ぜた混合気を圧縮して着火することで起きる爆発の力を利用して動いています。そこで混合気の圧縮すればするほど燃えやすくなり爆発しやすくなる性質を利用して、運動エネルギーを高める=圧縮率の最適化をしようということです。

                                              By E先生

 

圧縮率の計算

 

まずは今の時点での圧縮率を計算していきましょう。鹿児島高専には赤色のカウルの赤車と黄色のカウルのNOMO車があります。(2024年1月17日現在)本来、圧縮率を計算するには次の公式を使うのですが、

 

圧縮率の公式

(行程容積+燃焼室容積)÷燃焼室容積

 

両方ともカブの50ccのエンジンを車体に合わせて形を変えていて、燃料室容積の計算が難しいので、吸気圧力計を使って測定し計算したいと思います。

 

吸気圧力計で測定している様子

Photo:あらむ

測定をした結果、次のようになりました。

 

    赤車      → 6.5気圧(0.66MPa)

NOMO車   →   7気圧(0.71MPa)

*1気圧を1013hPaとしたとき

 

両方とも、もともとの圧縮比の10からだいぶ離れていますね。目標は圧縮比14で、いい馬力が出せるようににしたいです。それでは次回、実際に分解をして改良していきたいと思います!読んでくださりありがとうございました。