シンプルな配合で焼き上げること。
そのままでも召しがれること。
トーストしてジャムやバターなどと召しがれること。
カレーやシチューなど食事のときにも召し上がれること。
ふわふわしたソフトな食感ではなく、しっかりとした味があること。
以上の条件を満たされるパンを焼き上げたいと願っていました。例えればフランスパンのような役割を持った「日本のパン」を焼き上げたいと。
イメージとしてはコッペパンです。当初は「コッペパン大」という形でしたが、見た目も必要ですので現状の形になりました。
材料の小麦粉・三温糖・塩・天然酵母で捏ね上げ、捏ね上げ温度は23~26度c。一次発酵は10~12時間程度。分割、成形して2次発酵は2時間弱。蒸気をかけて200~220度cで焼き上げます。
シンプルゆえ、各製造工程で手抜きは厳禁。日々焼き上げている店内に並ぶパンの良し悪しは、この田舎パンの顔を見れば判断できます。また、おいしそうな顔をしてオーブンから出てくれば、気持ちも穏やかにパン造りに励むことができます。