先週、ある朝届いたメッセージ。
すごーく嫌な印象を受けた。
何度読み返しても、嫌味な表現もない。
最初から最後まで、ありがとうございます。よろしくお願い致します。とか、他にクッション言葉が多用されている。
なのに、ものすごく嫌な感覚。
どこが嫌なんだろう。何度か、読み返す。
何度も読み返す理由は、私が相手に苦手意識を感じているから嫌な気持ちがするのか?つまり自分の問題なのか、それとも相手の問題なのか?ということを見定めるため。
何度か読んでいて、気付いた。
「レールを敷いてこのレールに乗ってください。よろしくお願い致します。」
ということだと、この点だと、気付いた。
つまり、こちらをコントロールしようとしている依頼なのだ。
だからどれだけよろしくお願い致します、と言ったところで気持ちが悪いのだ、とわかった。
ルールは私が決めます。あなたには従ってもらいます。では、上手くいくものも、上手くいかない。(仕事上、そのような関係のもとならば仕方ない)
だけれども、そんなことするのは、親切心からだということも、同時に感じた。
知らないから、あなたが知らないようだから、教えてあげます。と、それはむしろ、良いことをしている気持ちなのだ。
私は束縛や型にはめられようとすることが、極端に苦手だ。だからこそ、とても嫌な気持ちを持った。
でも、相手の考え方もわかった。気持ちはわからないけれど、どんなふうに考えているかは、わかった。
あなたの、ルール
私の、ルール
それぞれ、異なっている。
簡単にこっちにして、と決めつけず、私はこのようにやっていますが、あなたはどんなふうに考えてる?
あなたのやり方はどんななの?
そんなふうに聴いたり思いやったりできる人でありたい。
今回のこの経験、私にはとてもいい勉強になった。
どう伝えるか?も大事だけれど、そもそも、どんな思いで伝えるか。
人をコントロールしようとしていることは、しっかりと伝わるんだ、ということ。
保育科の学生たちにも、看護学部の学生たちにも、
お医者さんや看護師さんたちにも伝える機会を持っているので、こんなふうに受け取れる、という大事な実例となった。
自分がその経験を受けてみないと、なかなかわからない。
体験して、掘り下げて、掘り下げて、相手に伝わるものとなるまで、私のお話を聞いた人がしっかりと受け取れるものとなるよう、ああでもないこうでもない、と練り直す。