詳しくはこちらアップを見ていただきたいのですが、改めて今回の講座への思いをお伝えします。


まずは、こちらアップでも触れているとおり、賛成か反対か、どちらかの意見に導こうという意図はないものです。


私自身、自分の意見はあります。そして主催の舟之川聖子さんもお話くださる産婦人科の先生方も意見はお持ちで、そしてそれらは多かれ少なかれ異なっていると思います。


完全同意、なんてことはなくて、それぞれに少しずつ異なる考え方はあると思います。


それで良くて、そこを1つにしようとか、ましてや誘導しようとか、そういう意図はありません。


現状を知って、そして各自、自分の考えを持ち、各自が自分の考えをまとめていく時間にしたいと思います。


私たち市民・患者・女性の側だから見えていること、また逆に医療者だから行政の立場だから見えていること、それらを互いに伝えあい出し合って、考えてみたいと思っています。


だから、この問題に本気で取り組んでいる方々がいることも知っていますが(そのような動きがなければ問題が明るみに出ることもなくそれらの方々を差し置いて何かするというつもりはなくて)、今回はその中心的で先進的な方々ではなく、問題点やその周辺の問題とそれぞれの意見を、フラットに語り合える方々に私からお声をかけさせていただきました。私たちが何か情報を持っているとかそのようなこともありません。


また、講座のタイトルは、"パブリックコメントの書き方"ではあるのですが、行政に意見を伝える手段を知って、その1つを試してみる、ということであって、伝え方、というのは、パブコメだけに限った話ではないです。


この回では、緊急避妊薬の問題を取り上げるのですが、意見の伝え方を知ることで、自分が関心ある問題が出てきたときに、それは医療介護療育教育保育なんであれ、自分の考えを伝えてみようと思える人が増えていくといいなと思っています。


昨年こちらのイベントに登壇したとき

 


私は主に検討会の委員としての活動の仕方についてお話したのですが、それももちろん15年近く委員として携わってきて、まとめてきちんと伝えたかった大切なこと。


でもそれよりも(委員としてどうあるべきか、よりも※委員となる人はどうしたって限られているので)ひとりひとりが役所に意見を伝えたり、はたまた役所の窓口に行ったとき、ひとりひとりが自分や家族、地域や支援者として問題と向き合ったときに、問題点をきちんと伝え、対話をして、言い分をきちんと聞いたり、伝えるべきことは伝えて、変えられることを変えていく、そんなお話をする機会を持ちたいなと思ってきました。


ぜひ、ご一緒に、この国の問題として、娘息子の問題として、自分事として、ご一緒に考える時間としていただけたらと思います。