3月と5月に一度ずつ観劇できた「アルカンシェル~パリに架かる虹~」

続きの感想書きかけを下書きに入れっぱなしのまま、早くも前楽になってしまいました^^;

前楽の配信の感想を中心に、印象に残った事などを思いつくまま綴りたいと思います。

 


 

 

大千秋楽の配信を見る予定だったので本日の前楽配信は少し悩みましたが、見れるなら見ておこうと思い直しPCの前にスタンバイ(今日はPC画面+ヘッドフォンで)

 

明日が大千秋楽だからか、れいまどの歌う「ヌーヴェル・アルカンシェル(新しいアルカンシェル)」の歌の、"次の時代に希望を託す“ が妙に胸にしみました。

世の中が宝塚が大変な時期に組の中心として苦難と闘いつつも夢を繋いできたであろうお二人。

晴れやかな笑顔と共に "次の時代に希望を託して“ 二人で新しい虹を探しに行くのかな

あぁ!!明日で最後だなんて!!

なんか、受け入れ難いよ~えーん

 

まどかちゃんカトリーヌ、レビューシーンは本当に美しく艶やかでピンクの羽のお衣装も抜群に似合っていて、マルセルと心を通わせた後のやり取り「…うん」なんてもう、可愛すぎる!

マルセルの部屋で幸せそうに夢を語るカトリーヌと、それを優しい微笑みでうんうんと聞くマルセル、2人の距離が更にぐっと近くなる(そしてお顔も近くなるニヤリ)このシーン、大好きだなぁ。

前楽では珍しくれいちゃんはセリフ(トントン拍子のとこで)を噛んで、自分でハハッと少し笑ってました。

まどかちゃんは映ってなかったけど「ん??」っと言ってたような。

その後のキスは、もう何回するねん!(いや、もっとやって)

やっぱり見ていてキャ~😆ってなりますね〜。


コーヒーのアドリブも、毎日楽しんでいるのでしょうね。

大劇場で観た時は、れいちゃんがやけに嬉しそうに次々とカップの大きさから砂糖やミルクの有無や量を聞いていたなぁ。

東京ではちょっとおずおずと聞いている感じかな!?(→それも好き)

明日はどんな風になるのだろう⁈

 

ひとこちゃんフリードリッヒ、ほぼ初対面なのにエンタメを熱く語りjazzを一緒に歌い踊るちょっと風変わり(笑)なドイル軍人!

突然歌いだすフリッツひとこちゃんを、最初は探るように鋭く見つめて伴奏するマルセル、段々警戒が解けて楽しそうに共に歌う姿にほっこりします。

難しい立場ながらも、プリッツの誠実さやエンタメを愛する心はしっかりと伝わってきます。

れいひとこのお芝居は波長が合うというか、阿吽の呼吸って感じで心地よい。

合うと言えば、今日の男役群舞のれいひとこ2人でジャンプする所、鏡同志かと思うくらいタイミング・ジャンプの高さ・手や足の角度やらピタリと合っていた。

言っても仕方のない事だけれど、もう少しれいひとこを見ていたかったよ…

 

 

最初に登場する現代のイブ 聖乃あすかさん。

ストーリーテラーのほのかちゃん、セリフを話すより周りを見て反応する芝居が多いので難しい役だったろうな。

東京は大劇場よりも周りに反応する芝居がより深まっている感じがしました。

ドイツ軍に向ける憎悪の眼差しやアルカンシェルの仲間を思い涙したり、美しいお顔だから余計に迫力があった。

 

同じく最初の銀橋に一緒に登場するぺぺこと一樹千尋さんと少年イブの小春ひめかさん。

一樹さんはもうさすがの一言、この方の存在感はどの作品でも非常に大きい(けどさじ加減が絶妙)

小春さんのイブは本当に可愛く、セリフがとても聞きやすい。

 

華やかなレビューシーン、アルカンシェル劇場の仲間たち。

観ていて本当に目が足りなくなるけれど、ホッティーのキリッとした美しさ、美羽さんの可憐さ、らいと君の華やかな立ち姿(とおとぼけキャラとのギャップw)、大弥くんの色気が目を引きます。

美咲ちゃんの美声と堂々としたパフォーマンス、まどかちゃんから次を託すようなセリフがあるのも胸アツです。

ひとこフリッツとのシーンは初々しくてちょっと切なくて、応援したくなりますね。

 

そして個人的にいつもダンスで目を引くのが愛乃くん。

ダイナミックでキレがあるダンス、凄く好きです。

(卵型のキリっと美しいお顔と、すらっとした等身バランスの良さも好き)

 

 

ドイツ兵の皆々様、やはり筆頭は輝月さんのコンラート。

眼力鋭くて出てきただけで怖いまゆぽん、カトリーヌと初めて会った時に言う「ほう、女性か」の言い方が個人的にツボなんです。

で、カトリーヌの歌を聞いた時の反応!

目をカッと見開いて、バッとカトリーヌを振り返ってねっとりガン見する怖さ!

中身は同じ女性なのに、イケオジにしか見えない。

 

あと印象に残っているのは天城れいんくん。

鴛鴦歌合戦の時の愛らしい三吉の印象が強かったのですが、甘い声でちょい悪のイケメンドイツ兵がおるやないかと思っていたら天城くん!

お顔も甘い系ですが、月組のあみちゃん(彩海せら)みたいに化けるのではと期待してます。

 


 

 

最後にサヨナラショーの事を少し。

冒頭、迫上がってくるれいちゃん少尉。

大劇場の時と少し印象が違うなと思っていたら、リップの色が赤→赤味のベージュ系に変わってましたね。

おかげで少尉がよりしっくりきて、良かったです。

大劇場の時も思ったけれど、はいからさんの男役群舞がまた見られて本当に嬉しいです。

(群舞の為に大階段に板付くれいちゃんの後ろ姿、素敵すぎる)


群舞のあとの滝汗のれいちゃん。

汗の雫が黒燕尾の襟元で、宝石の様にキラキラと輝いてました。

最後は白い蝶ネクタイを解き、シャツのボタンをババッと2個開けたれいちゃん。

おぉ~、大サービス!と思ったら、歌いながらさり気なく1個閉めましたね。

大千秋楽は、好きなだけ開けてもらってええんやで!

(オイオイ)

 


 

月組千秋楽で、サヨナラショーの最後がコンビ2人残りでキスも素敵だったけど、れいちゃんは皆でワイワイが似合うな。

退団前の別箱公演、三者三様でどれも良かったように、サヨナラショーもまたその人の個性と良さが出ていて

どれも良いに違いない。

(咲ちゃんのサヨナラショーラストは、何となくソロダンスのような気がする。「キャプテンネモ」のフィナーレラストのイメージです)

 

 

 

明日でいよいよ大千秋楽を迎える花組公演。

れいまどの見納め。

男役れいちゃんの最後の勇姿を、配信でしかと見届けたいと思います。