未来の約束 | * 僕は駆け出し作家 *

未来の約束


あの頃を境に
パタリと閉じてしまった恋心


傷が深いのではなく
それよりもなんとなく
まぁどうでもよくなった感じで…


一人の時間や夢を言い訳に
ギリギリのところで
開かずの扉の向こう側
のぞき穴から
通りすぎる人を眺めていた



見向きをしない人
指差して笑ってる人
少しこちらを見てた人
いろんな人が通りすぎていく
面白みも何にもない
開かずの扉
それなのに…


そこにずっと立ち止まって
扉が開くのを
じっと待っててくれた人がいた
それが君だった


君は僕に心をくれた
それは君の心と 僕の心
温かくって 懐かしい
もどかしくって 胸が苦しい
だけど何より 愛おしい


気が付けば…
いつの間にか 扉のこっち側
君と手をとり
笑っている僕がいた


この中でいつまでも
僕といてほしい


そんな事を 考えて
そんな未来を 想像して
無邪気な子供みたいな心で
日々を憂いながら
生きていこうと思う


そして
君と 今のこの心をもって
歩いていく



それが僕の


未来の願い


未来の約束