大臣9人、国王1人

90人は農民と言う国の国王がある日言いました。

 

「今、我々は、貴族9人と私でまつりごとを行っている。コレでは民意が私たちにまで伝わらないではない!そこでだ、この国から平等に代表者10名を決め、小さな国をつくろうではないか。その10人で政治をすればっきっと民意は伝わるぞ!」 

 

すると、大臣の一人がこういいました。

 

「わかりました。政治に興味があるものを候補者といたしましょう。」

 

と。

 

こうして、選挙をすることになったのです。

 

ルールは簡単です。 

100人の内、政治をしてもらいたいと思う候補者に一票投票しようというものです。

 

上位10名が小さな国の代表となるのです。

 

結果・・・

 

10人の代表者が決まりました。

国王は・・・いえ、元国王は楽しみにしていました。

農村からも国を思う人が集まると思っていたからです。

 

 

ですが、結果は

9人が元大臣、1人の国王が選ばれていました。

 

 

元国王の疑問は晴れません。

するとひとりの貴族が言いました。

 

「王様、コレが民意でございます」

 

と。

私は娘を持つパパ歴17年の大ベテランだ。

 

今日から数日、

天気もよく

3連休が続くわけで・・・

 

しばらくごろごろしながらTVを見ることにふけっていた。

後ろの方で妻が掃除機をかけている。

正直、聞き取りにくい。

 

休みの朝は政治の話題が熱い。

ぼんやり聞いていると女性の雇用や権利の平等性を

女性の政治化が訴えていた。

 

私は思う。

男女が平等である事はありえない。

この人の言うことは、空論でしかない。

 

なぜならば・・・

もし男女が本当に平等ならば

私はもっとごろごろしていられるはずだからだ。

 

「あなた!邪魔よ!あっち行きなさい」

 

「お父さん、邪魔、向こう行って!」

 

世の中は鬼に金棒を与えようとしている・・・。

「俺んち、着替えようとするとオカンが勝手に入ってきてよ。どれだけノックしろって言っても無視なんだよ」

 

「なぁ~親って学習能力ねぇよな!家もだよ。」

 

「部屋カギ欲しくね?」

 

「欲しい!欲しい!でもなぁ、何度言っても聞いてくれないからあきらめるしかないのかな?」

 

「認める以前に認めてもらいてぇよ。俺の部屋なんて勝手に掃除されるんだんぜ?入るな!って文句言ったら『アンタの部屋が汚いからだ』って逆ギレされっしよ。自分の非は認とめねぇんだぜ?あいつら俺をペットか何かと勘違いしてるぜ?絶対!」

 

「あ~わかるわかる。なくなってるモンが多いよな。所定の位置が決まっているのにさ!こっそりと隠しているモンが部屋の中央に並べてあったりすると心がっ切られるよな~」

 

「隠してるモンって何さ?」

 

「いろいろだよ。親に黙って買ったり、拾ったりしてくる物あるだろ?」

 

「まぁね。ところでよ、学校で発行されてる学級通信見たかたか?」

 

「ん?お前、そんなモン見てるのか?」

 

「まぁ、いいから見てみろよ。ここ」

 

「何々・・・『子どもに鍵は必要ですか保護者アンケート』?」

 

「結果だよ結果」

 

「必要だと考えている保護者は約20%・・・か。物分り良い親ってそんなにいないんだな」

 

「な~。」

 

「コレ見てみろよ。アンケートの内容さ~」

 

「ん?何々・・・」

 

『子どもに部屋の時点で贅沢だ!』(50歳男性)

 

「問題外だな」

 

「あぁ、意見聞く気ないぜ?こりゃ」

 

「ぜってぇ、熟年離婚だな」

 

「あぁ、間違いないな」

 

「コレもじゃないか?」

 

 

『俺のほうが自分の部屋欲しい!』(49歳男性)

 

「多分そうだろうな」

 

 

「あ、コレ困るな」

 

「どれ?」

 

『カギ取り付けるお金がない』(45歳女性)

 

「鍵の取り付けって2,3万だろ?お年玉で大丈夫じゃん。こんなの言われたら、俺、人生悔い改めるよ」 

 

「私が間違ってました~って思いっきり土下座するよな」

 

 

「意外とおもしろいな」

 

「だろ?意外とおもしろいモンが多いんだよ。でな感心したのがこれこれ」

 

 

『子どもには隠し事をするための知恵を身に着けることが必要』(76歳男性)

 

 

「・・・76の父親ってどうなん?」

 

「エェ!?そこか?」

 

 

 

「でさ、俺も鍵が欲しいって話に戻るけど必要だと考えている物分りいい保護者は約2割だろ?」

 

「でもなぁ、この20%の意見もどうかなと思うぞ。」

 

「ん?どう言うこと?」

 

「ここ、ここ」

 

「何々・・・」

 

 

『子どもにだってプライベートは必要』(39歳男性)

 

 

「おぉ!いい意見だな!」

 

「そこじゃないよ、こっち。こっち。」

  

 

『新しい『お義父さん』と生活をはじめて・・・トイレの鍵を閉めた瞬間が一番安心したから』(35歳女性)

 

 

「・・・ものすごい物語が想像できるな。」

 

「だろ?」

 

「なぁ~もう少しさ、俺らでも親を納得させられるような意見はないのか?」

 

「ん~・・・。コレは?」

 

 

『防犯』(年齢不詳男性)

 

 

「なぁ・・・これは誰も納得しんぞ?」

 

「かもなぁ・・・。でもさ泣けば叶うってこともあったぞ?ここ、ここ」

 

 

 

『娘が、泣きついてきたため』(42歳女性)

 

 

「・・・これってカギ以前の問題じゃないのか?」

 

「え!?そういう意味なの?俺、女の泣き落としだと思ったよ。」

 

 

「結局さ、親をなっとくさせられる意見ないな・・・。」

 

「だな、どれだけ言っても母親を中心に動いている家では俺らの意見はとらないな」

 

『はぁ~』

 

「俺ら、女にしかれっぱなしだな」