私が年齢を感じたのは23の夏だった。

 

それまでなかった目元にしわが一本。

 

どうこすっても、どう引き伸ばしても消えない。

 

友達にそれを話すとこんなことを言うの。

 

「笑わなければ、しわは増えないよ」

 

って。

 

だけど、私は、どんどんそのしわが増えていった。

 

ずっと、笑っていたから。

 

そうさせていた意地悪な人がいたから。

 

今日もひとつ、私はしわが増えた。

 

きっと、顔には今まで歩んだ幸せが刻まれているのだろう。