「私は、少しだけ目がぱっちりしていたら世界が変わるのに。」
ずっとそう思ってた。
そんなときこんな香水を見つけた。
「今のあなたがもっと素敵に見える香水ギズモ」
アンティーク雑貨屋の商品だ。
手になじませてみると好みのいい香りがする。
「あの、これ・・・。」
「ひっひっ。いい買い物をなさったな。」
店長の老婆が薄気味悪く笑った。
次の日
少し気合を入れてメイクした後
家から出る時に、香水をつけてみた。
「・・・あれ?こんな匂いだったかな?」
店でつけたときよりも鈍い匂いだ。
「ま、いっか。」
そのまま、彼との待ち合わせに出かけた。
するとどうだろう。
歩く人歩く人、みんな私を見ている。
「そんなにいい香りがするんだろうか?」
自分の匂いを嗅いでみる。
う~ん?香水効果?
『今のあなたがもっと素敵に見える』ってのは本当なんだ?
少しうれしくて
足取りも軽い。
「たつや~」
すると、彼のひきつった顔が見えた。
「お、お前、誰だ?」
冗談だろうか?
「何言ってるのよ。あゆよ。あゆ!」
「嘘を吐くんじゃない!あゆはもっと・・・違う顔だ!」
?彼の言うことがいまいち信じられなくて私は、鏡を見た。
「な、何これ?」
そこには見知らぬ老婆の顔が映っていた。
----------------
今、手にしているものを確認しておきたいですね。