ついに手に入れた。

 

ついに手にしたぞ!

 

禁断の箱を。 

 

選りすぐりのジャガイモからつくられた最高の一枚。

 

一口さくっと・・・


「こ、これは・・・・。」

 

口に広がるその味は

 

オニオンと滑らかなチーズの奏でるハーモニー。

 

そう、普段口にする100円のものとは違う。

 

違いすぎる。

 

ん・・・なんてことだ。

 

なんてことなんだ。

 

こんな。


こんな世界が存在するなんて。

 

俺はこの一枚に100円出してもいい!

 

時間をかけてゆっくりと味わってもいい!

そんな確かな出会い

 

「・・・ねぇ、アンタ、ポテトチップ食べたのはじめて?」


「ん?あぁ、これ美味いな。」

 

俺の感動をよそに

マキは

 

「あ~~ん。」

 

まとめ食いしやがった。