あの頃はただ、楽しかった
ただ純粋に楽しんだ
人を傷つけてケタケタ笑い
悲痛な叫びを楽しんでいた
あの頃のあの人は私をどう見ていたのだろう?
あの頃のわたしはどうして人の苦しむ様を笑っていたのだろう
傷つけ笑った後に
私自身も傷ついたことに気がついて
アイツを攻めた
あんたが悪いと
私は責めた
傷つけてたのは私なのに
刃こぼれしたのはあなたのせいだ
どうして私を傷つけたのと
責めるナイフのような私
刃こぼれ程度で
切った材料が悪いのだと
相手を責めた
責めて責めて私自身も傷ついて
もう思い出したくもないと
あいつを捨てた
傷つく事が怖かった私
ただ楽しい声しか聞こえなかった私
ただ、ナイフのようにとがっていた私
今が少しだけ丸くなれたのは
私が捨ててきたあの日々のおかげ
そんな都合のいい言葉が
あなたに伝わるかどうか不安で
また相手を傷つける言葉を磨きつづける成長のない日々
本当は傷つきたくないだけ
傷つけることを言わなければ
傷つかない事を知っているのに
また、今日もナイフを磨いている