はじめ、世界はまっしろな画用紙だった。

 

いつしかその世界には

点が生まれ

点は紙の上を自由に歩いた。

 

点は太陽のように輝くすばらしい道をただひとりで歩んでいる。

 

 

あるとき画用紙には

もうひとつの点が生まれ自由に歩く。

 

自由な世界には

ひとつルールが生まれる。

それは同時に自由がひとつ死んだことを意味している。

 

2つの点は手を取り合った。

手は線と呼ばれ長く長く続いている。

 

重なり合おうともぶつかり合おうとも

お互いに同等の権利を持ち、2人で自由に動いた。

 

2つの点は

時にはぶつかり合い、喧嘩もするのかもしれない。

それでも彼らは固く結ばれている。

  

いつしか線は沢山増えていた。

点から生まれる線はいろんな形を作っている。

 

互いに道を譲ることだってある。

同じ方向に歩む事もある。

 

1つの点から生まれるまっすぐな道。

2つの点から生まれる色々な道。

そんな軌跡。

 

沢山の線は点の自由を奪う。

沢山結びついたために自由な動きを失った。

 

でも、その点の姿は誰よりも輝く姿をしている。

ひとりで自由でいたよりも、すばらしい形を表しているんだ。

 

三角、四角、五角、六角、七角

線が作り出す

自由の消えた形式ばった世界はすばらしい世界を描き出す。


 

今の世界には点はいくつあるのだろう。

きっと点を結んで描かれる世界はすばらしいものに違いない。