ある国の若い兵士がこれまた若い女性と恋に落ちた。
兵士は日々、女性を思う日々が続く。
恋の病とはよく言ったもので
兵士は、胸を焦がし、不眠、嫉妬、食欲不信に嫌悪感など
これまでに襲われた事がないような激しい痛みに苛まれた。
それは、恋の語らいや、塀を挟んでの会話、
そして、手紙のやり取りではどうしても解決する事のできない病だった。
ある夜、そんな兵士のベットの前に2人の自称恋の天使が舞い降りた。
赤い帽子をかぶった天使と
青い帽子の天使。
赤い帽子の天使は兵士にこうアドバイスした。
「そんなに胸を焦がして可愛そうに。その病を治す方法を教えてあげましょう。
明日にでも、互いの唇で会話し、心も体もひとつになるのです。一夜を共にしなさい。
彼女もそれを望んでいるはずですよ。」
と。
しかし、
青い帽子の天使はこう言う。
「へへへ。もっと苦しめよ。もっとだ。彼女に触れてはいけないよ。お前達はもっともっと苦しまなくてはいけないんだ。」
そう言われ、しばらくすると兵士は一匹の天使を剣で切り裂いた。
「うぎゃ~~~~。なぜだ!なぜ私を切るのです。」
赤い帽子の天使は泣きながら兵士に向かって叫ぶと、
兵士は鼻息荒くこう答えた。
「恋の終わり方を教えるお前はきっと悪魔だ!去れ!」
赤い帽子の天使は一目散に逃げていった。
残された青い帽子の天使は続けてこう語る。
「もしも、その苦しみが10年20年と続くのならお前達は結婚しなさい。そんな相手を運命の人と言うのですよ。」