アクセスありがとうございます。

 

今回は.....

 

高等工科学校試験対策 5教科編

と題しまして

 

どのようなテキストを使えばよいのか、また勉強するときのポイントについて

一般の1次試験で二度の合格経験のある私がお話していこうと思います。

 

 

試験について

1次試験は5教科(英語、国語、数学、理科、社会)と作文を行ないます。

試験は5択から1つ選ぶマークシートです。

試験時間は国社理を120分(午前)、数英を100分(午後)で行います。

各教科の時間の区切りは決められていないので、自分で時間配分を考えることになります。

 

テキストについて

工科学校の過去問が販売してあるので、それを購入することをおすすめします。

 

また前年度の問題は自衛隊のホームページで公開されますが、解答がないため

これだけで対策するのはおすすめしません

 

書店では基本販売してないので、取り寄せてもらうかネットで購入することになるでしょう。

 

ちなみに私は成山堂書店の過去問を利用しました。

問題の印刷が少し荒く見にくいものの、解説が細かく書かれているのでおすすめです。

 

合格点について

合格点ははっきりとしていません。なのでここに書くことは私の体感です

 

5教科合計の問題数の6割から7割

教科最低5割程度が合格ラインだと私は考えています。

 

私は過去問で7割程度しか取れていませんでしたが、合格することができました。

 

 

ではここから各教科ごとに具体的な対策を書いていきます

 

 

 

国語

読解の問題

古文の問題

漢字の問題

敬語の使い方

文法についての問題

故事成語や慣用句の意味

文学作品と作者の組み合わせ 計25問

 

読解問題が半分を占めるので、読解が苦手な人はしっかり対策しないとかなり厳しいです。

逆に読解が得意な人は過去問を5年分解くだけでも十分だと思います。

 

故事成語の問題は出ても1問だけなので、わかったらラッキー程度に考えておくほうが良いでしょう。はっきり言ってこの問題対策に時間を使うなら他の勉強をしたほうが有意義です。

それに消去法で2択ぐらいには絞れます。

 

漢字については選択式であるため非常に簡単です。

普段見かける漢字を読むようにするだけでも十分対策になります。本を読んでるときに意味の分からない漢字や言葉をその都度調べるのもよいでしょう。

 

古文は5問程度出るため比較的重要です。読むときにはどの登場人物が誰に何をしたのか考えることが大切です。

 

 

社会

地理の問題

歴史の問題

公民の問題 計20問

 

社会では暗記が基本となってきます。なので全体的に対策が必須となってきます。

 

地理は普段の授業を聞いて理解できていれば、さほど難しく感じないでしょう。

 

特にポイントとなってくるのが歴史の範囲です。歴史は他の範囲より少し多めに出題されます。歴史では出来事の時系列やそれが起こった時代が重要となってきます。また、その出来事が起こるまでの経緯や時代背景も覚えるようにしましょう。

初期の歴史(縄文、弥生以前)は基本出てきません。ある程度文明ができてくる飛鳥以降が問題の中心となってきます。

 

公民では言葉や単語の意味を正しく理解しておく必要があります。

憲法に関する問題はよく出ます。日本国憲法には公民で習うことの多くが書かれています。

国会や権利について詳しく書かれているので、一度目を通しておくとよいでしょう。

特に前文と自衛隊によく関する第九条は必ずよんでおきましょう。

堅苦しく書かれているものの文章は短く勉強になります。

 

社会の問題では、間違いの選択肢でも前半は事実が書いてあります

焦って最初の方だけしか読まずに回答すると確実に間違えます。

正解だと思う選択肢があっても一度すべての選択肢をしっかり読むほうが良いでしょう。

また、間違いの選択肢に惑わせられないように、記憶に自信が持てるまでしっかり対策することをおすすめします。

 

理科

圧力の計算

回路の計算

滑車やばねの問題

天体の問題

天気の問題  計20問

 

理科ではかなり広範囲の問題が出てきます。

中でも上記のものは、よく出題されるので解けるようにしておきましょう。

 

計算の問題では大抵単位の換算が必要になってきます。

全体的に単位でのひっかけ問題が多いので解くときは注意しましょう。

 

数学

基礎の計算問題 7問

因数分解の問題 2問

円周角

確率  計25問

 

数学はこの試験の中で最も難しいと私は思ってます。

一部の問題では中学の知識だけで解けない問題もあります。

1から15番までの基礎の問題は確実に解けるようにしておかないとかなり厳しいです。

まずはこの範囲で出て来る問題の練習をすることをおすすめします。

この15問が解ければある程度安心しても大丈夫です。

それ以降の問題については、できそうな問題のみ解いていくとよいでしょう。

 

数学でのポイントは焦らないことです。

計算問題でよくあることなのですが、自分が出した答えが選択肢にないということです。

この状況かなり焦ります。計算問題では途中式もかなりの量になり、ミスを見つけづらくなります。

この時の対策としては、1度その問題を諦めることです。

この問題に時間をかけすぎると、そのあとの問題に時間が掛けれなくなります。

さらに、そのあとの問題に時間をかけると英語に時間を掛けれなくなってしまいます。

 

つまり....

解けない1問がそのあとの教科にまで影響を与えてしまうということです。

 

数学が苦手ならば諦める問題を決めておいて、ほかの問題に集中するというのも1つの手段でしょう。

 

英語

穴埋め問題

基礎の問題

グラフ、表から読み取る長文

長文  計25問

 

穴埋めや基本的な問題は簡単です。確実に取れるようにしておきましょう。

最近では対話形式の文章問題も増えてきつつあるので、そういった問題にも慣れておくとよいでしょう。

英語でのポイントは長文です。この試験での長文は長く問題数も多いので非常に重要になってきます。

国語の読解でも言えることですが、重要だと思うところに線引くなどして工夫して解いていくとよいでしょう。そうすることで問題を解くときに見返す手間が減り、短い時間で素早く解くことができます。

この試験で長文は2問出てきますが、1つ目の問題は2問目より簡単です。1問目の長文を重点的に対策するとよいでしょう。

 

長文はとにかくたくさん読むことが大切なので、専用の問題集やテキストを買うことを強くおすすめします。また普段教科書で見ない単語も多いので電子辞書や単語帳を活用するとよいでしょう。

もしこの時に電子辞書を買うのであればSDカードmicroSDの入らないものにしましょう。

理由は入校時の持ち物編にも書く予定ですが、SDの入る端末は持ち込むことができません。

その他にも持ち物に関する決まりがあるので、あわせてごらんください。

 

過去問を解くとき

過去問を解くときは実際の試験時間に合わせて解くことをおすすめします。

昔の2年分は各教科ごとに自分の考えた時間配分の時間内で。最近の3年分は実際の試験と同じ様に国社理を120分、数英を100分で解いてみるとよいでしょう。

過去問は手元に届いた時点で自分の実力を見るためにも1年分やってみるとよいでしょう。

繰り返しにはなりますが、解くときの時間には気を付けましょう

 

2021年版の過去問を買おうとしている人へ

2021年版過去問を買おうとしている人への話です。(2021年4月現在)

2021年の試験はコロナウイルスの影響により試験範囲が減らされました。

2021年の問題は試験対策として使うには、例年とかけ離れすぎているため微妙だと考えています。

今後の状況にもよりますが、試験範囲の変更がないのだどすれば2020年版の過去問を購入するほうが良いと思います。

2021年の問題は前述したように、ネットで見ることができるのでそれだけで十分だと思います。

 

まとめ

こんな感じで私が試験対策をしていた時に思ったことなどをまとめてみました。

抽象的な部分も多くなってしましたしたが、皆さんが試験対策をするときの参考にでもしてもらえると嬉しいです。

次回は1次試験で行う作文対策について書いていこうと思います。

 

注意

ここに書かれていることは、私の体験をもとにした2021年4月時点での話です。

試験問題は毎年変わっていくので、この内容が必ず当てはまるとは限りません。

また、体験をもとに書いているため意図的に嘘の情報を書いたつもりはありませんが、すべてが正確な情報だとは言えません。

最新の情報は広報官の方や自衛隊のサイトで確認することをおすすめします。