前回のあらすじ
間人率いる軽子坂高校電算部は怪盗団の正体を暴くべく
人工知能イライザを駆使して活動しました。
アキハバラに電算部用のパーツを買いにきた間人は
美らの誘いで怪盗団イベントに参加しました。
Akihabara
「次が最後の指令だな」
「ワクワクしてきたやさー」
最終指令
この中から怪盗団の裏切り者を見つけよ!
はにゃ?
「ただでさえ 怪盗団の正体がわからないのに裏切り者なんてわかるか!」
「この猫みたいのがそうじゃないかな?」
「いや・・・それはあまりにも判り易す過ぎるだろ・・・」
猫じゃねえ モルガナだ
「お前 なんか言った?」
君達 軽子坂高校の生徒だね
「え? あーー!!」
「明智君だあ!」
学区外にいるから 声をかけてみたんだ
「本物だ!」
ふふ 君達も怪盗団のファンなのかな?
「いえ お兄ちゃんが怪盗団の正体を・・・」
ば ばか!
うん 誰もが知りたがるね それにこの指令書も良く出来ている
「明智君も遊びにきたの?」
ちょっと 様子見 怪盗団に裏切り者の設定か これはペルソナノングラータとも言うべきかな
「ペルソナノングラータ?」
「好ましからざる者 もしくは相応しくない者って意味だよ」
へえ良く知ってるね 外交とか行政用語なのに
「えへへ お兄ちゃんはIQ180で明智君並みに頭が良くって・・・」
だ だからいいって!
なら 怪盗団は裏切り者と知りつつ招いた・・・いや そんなはずは
「はい?」
いや なんでもない 足止めしたお詫びにヒントを
その仮面をつければ裏切り者の正体がわかるんじゃないかな?
え・・・・?
あ!
これか!
「さすが明智君!」
ふふ じゃ 僕は行くよ
おしまい