悪魔は、芸術を解さない。
～ヘルメス・トリスメギストス～
聖都アルカディア
「今日は讃美歌を歌います」
ルルル～ ラララ～
迦恵莉おねえちゃん ぜったいおんかんってほんとうにあるの？
「勿論よ どうして？」
旧文明で 耳が聞こえない人が作った曲が実は別人だって
私も知ってるー！ 現代のベートーベン（笑）
「騙された人達は 悪魔の音程トリトヌスに惑わされたのね」
でも いいんじゃないの？ 自分で感動を創造出来たんだし
すごい才能だｗ
あはははは
「もう からかわないの 絶対音感はね 普通の音楽教育では無理なの」
え？ 無理なの？
「例えで言いましょう 絶対音感は音楽家以外でも持ってた人がいたのよ」
えー！？
作曲家だけじゃないんだ～
「それは宮沢賢治 彼はオノマトピアといって万物の音 難しくは波動を言葉にしたの」
知ってるー！
どうやったら ぜったいおんかんを学べるの？
「最初は 鳥や虫の鳴き声を口で再現するのよ」
ものまねみたい
「次にね 花が咲いたらどんな音か 蝶々が蛹から成長したらどんな嬉しいかを表現するの」
そ そんな事出来るの！？
「もちろん 光のヴァイブレーションとも言うのよ まずは自然に耳を傾けましょうね」
はーい！
迦恵莉の祝福が上がった！