風雲城
「ニャム 迦恵莉から聞いたぞ 外で瞑想したい人のために やろうとの」
「まーた あのお喋りめ・・・・」
「ニャム 良い徳行ぢゃ それに精進料理も出すらしいの 色々とレシピを聞いてきたわい」
「かー!」
「ニャム 人に瞑想を勧めるには 相応の知識も必要ぢゃが お前にあるのかの・・・」
「いやー 思いつきだったもんで(^_^;)」
「ニャム・・・心配ぢゃ・・・ひとつ試験を出そう これは何を意味する?」
「ニャム! 見たままぢゃ! 意味を聞いておる!」
「フ・・・ 舐めるな オヤジ! これはあの世とこの世を結ぶ神界の入り口が真相だ!」
「ニャムム! そこまで勉強してたのは あっぱれぢゃ!」
「ついでに裏の月輪は空海 弘法大師の霊廟の門も意味している」
「ニャムムのム!! ほんと お前は成長したの~う」
「いや~ クラマス張ってるから 頑張らないとね(^▽^;)」
「ニャム! 注意したいのは 瞑想する上で 仏 すなわち偶像に依存する事ぢゃ」
「他力本願って事?」
「ニャム! 空海も最初は他力本願であったが 偶像を拝むものではない」
「なに!? 空海も他力だったのか!?」
「ニャム! 空海が生まれる数百年前の生き仏ぢゃ 西洋では アセンションと言うがの」
「生き仏の力を借りるのは無理だろ・・・日本じゃ空海ぐらいで 他は存在すら知らないんだから・・・」
「ニャム ぢゃだから空海は代用に阿字観を作った 偶像ではなく まず最初に自分に頼るようにの」
「流石は空海・・・阿字観にそんな意味もあったのか・・・ ようし! 瞑想する前に説明するぜ!」
「ニャム・・・ひとつ 付け加えておくが この方法は東洋だけではなく 西洋にもあったと言っとく」
「な なんだと!?」
「ニャム・・・ それは おいおい 判ることぢゃ・・・」
つづく