聖都アルカディア 礼拝堂
「今日は創世記の第11章を朗読しましょう」
皆 同じ言葉を使っていた
彼らは共同で天まで届く塔をつくった
主は人間の偉業に恐れ言語を分け混乱させた
人間は散り散りになった
シンジュクバベルの元だね
「そうよ」
みんな同じ言葉を使ってたのに何で神様はこんな事したの？
「言葉は同じでも仲良くはなくてね 当時は奴隷や戦争があったの」
じゃあ 早過ぎたんだ
「うん でもね 将来みんなが本当に仲良くする事を願って神様は人間に印を与えたのよ」
印？
「判り易く言えばタリスマンね まず民族は白人 黒人 アジア人に別れたの」
みっつてとこがメシア教らしいね
「よい指摘ね 次に答えを見せるわね これが真のバベルの塔の姿よ」
これが本当のバベルの塔・・・？ なんか東洋っぽい
「ストゥーパっていうの 天辺が黒人 真ん中の丸いのがアジア人 下が白人を象徴してるの」
意味があるの？
「理論が得意で下から指示する白人 上で働くのが好きな黒人 そしてお互いを調和するアジア人よ」
さんかく まる しかくでタリスマンか～ でもほんとに当てはまってるの？
「じゃあ別の証拠を見せましょう」
国旗？
「タリスマンが強い民族の国旗よ 上は南アフリカの国旗で象徴学が判らないと解けないわね」
あー！ ほんとだ～ それぞれの国の人らしくなってるー！
「そう これが神様が私達人間に与えた世界平和へのマスターキーよ」
この絵みたいにみんなが合わされば本当のバベルの塔が作れるの？
「ふふ そうなったら塔は要らなくてみんな神様と同じ力を得てるわ」
そっか
「その時が来るようにメシア教を越えてみんなと仲良くしましょうね」
はーい
迦恵莉の祝福が上がった！
つづく