4月 深夜
「見廻り終了と」
メシア様・・・メシア様・・・貴女の伴侶が危険です
「君は・・・ この施設の子? って何処行くんだ」
「こ! これは・・・伊奈利さん!?良く出来てる番組だな~」
トボケてないで とっとと助けに行くです!
ドカ!
「おわ ちょ ちょっと わ!」
ドスン!
「いててて」
「あ・・・あなた・・・ 転校生の伊奈利君!?」
「ほ 本物の伊奈利さん!?」
マタ上物・・・頂ク!
我は汝 真なる我
「この声・・・何処かで・・・」
今こそ 発するのです
「ペ ル ソ ナ」
ドオン
我は汝 真なる我 メシア様 お助け致します
ズオオ
ウゴゴゴ
「伊奈利さん 大丈夫!?」
「いやあ! こ・・・怖かった・・・」
ヒシ
「もう 大丈夫 そんな気がするんだ 安心して」
こうして私達はテレビの中のTOKYO20XXを彷徨い無事に現実世界に戻れた。
霧が連続失踪事件に関連している事、テレビ内の近未来TOKYOを救う事により霧が晴れる事。
しかし私達が何故テレビに入れ、ペルソナを召喚できたか今の段階では解らない・・・
現実世界の霧を晴らす為、そしてテレビの中の近未来TOKYOを救う為、私達の物語が始まりました。
つづく