シークレットルーム2 | みぢから

みぢから

真・女神転生IMAGINEの
ケルベロス世界で活躍するクラン御力の活動記録です。

「迦恵莉よ お前も遂にシークレットルームを利用する時が来た」


「承知致しました」


「お前の待ち望んでいたマハタルカジャを唱えるケルベロスを這子が用意してくれたからな」


「お役に立てて嬉しいですわニコニコ


「では行って参ります」


「待て」


「はい?」


「何か・・・危険を感じたらすぐに戻ってこい」


「お兄様 皆が行ってるのに私だけ利用しない訳には参りません」


「そうだな くれぐれも気を付けてな・・・」


「お気遣いありがとうございます 行って参ります」



シンジュクバベル



「ここがシークレットルームね」


「何・・・このお部屋・・・・何処かで見た光景が」


「む・・・胸が・・・懐かしいけど・・・怖い・・・」


この兄妹を共に暮らさせるのは不味い・・・


ニャム・・・奴等の残党が殺しにやってくるな


「え・・・? どなたかいるのですか?」


お互い孤児として育てるしかないか


ニャム 仕方あるまい・・・


「ユダ様と道灌様?・・・でも声が今と違う・・・」


過去の記憶を消して新しい人生を歩ませよう


ニャム・・・不憫な兄妹じゃな


「何なの・・? 声が若い・・・昔の声?」


お前は 迦恵莉 家族もいなく それ以外何も覚えていない


私は迦恵莉 兄がいます それ以外何も覚えていない・・・


「や・・・やめ・・」


ニャム お前は 御玖莉 家族もいなく何も覚えていない


僕は御玖莉 妹がいる それ以外何も覚えていない・・・


「い・・・いや・・・」


なんと!・・・潜在意識が兄妹のデータだけを拒絶している!


ニャム?! よっぽどの絆があるに違いない・・・


「いや・・・ いや!」


いずれ・・・遠い将来・・・お互い引き寄せるだろう・・・


ニャム その日まで立派に育てるとしよう



「いやああああああ!!!!」



いやーーー イヤーー イヤーーー


「うう・・・グス 何なの今の・・・」


「迦恵莉ヨ 顔色ガ悪イ 戻ルカ?」


「ユニコーン お気遣いありがとう」


「私なら大丈夫 任務を続けましょう」


つづく