■☆■☆■どのようにして 人は 死んでいくのだろうかまだ沢山 話があったのに自分でも忘れたうちに死んでしまったのでは ないのだろうかすっかりあの雪のなかに埋もれてしまってあの旅を 誰がたどることが出来るのだろうかたちさる時 昼だった今も 昼なのにそして もう夏なのに今も 雪がふっていてトランクの中の心のわすれものをあの人は 忘れなかった手袋のそんなことを おもいだす事もあるのだろうか 「記憶」 中江俊夫