今日は5月28日。時間が経つのが早いです。
先週、息子が「鹿が横から出てきて車ぶつけられた~」と電話がかかってきた。
サイドミラーとフロントガラス壊れて、今修理に出しています。
その三週間前には、車をぶつけられて修理に出して直してもらったばかり。
鹿との衝突も10年以上前に同じ場所で鹿がぶつかってきたことがあった。
これは何かのお知らせだよと息子に伝えると、わかっているとのこと。さあ何のメッセージなのか・・
今日も見えない世界のドラマを書きますが、今回は赤ちゃんの話。
でも、その前にこの話をアップします。
『赤ちゃんの夜泣きに感謝しなさい』
自分の目の前に子どもがいるという状況を当たり前だと思わないでほしいんです。
自分が子どもを授かったこと、子どもが「ママ、大好き」と言ってまとわりついてくることは、奇跡と奇跡が重なり合ってそこに存在するのだと知ってほしいと思うんですね。
そのことを知らせるために、私は死産をした一人のお母さんの話をするんです。
そのお母さんは、出産予定日の前日に胎動がないというので来院されました。
急いでエコーで調べたら、すでに赤ちゃんの心臓は止まっていました。
胎内で亡くなった赤ちゃんは異物に変わります。早く出さないとお母さんの体に異常が起こってきます。
でも、産んでもなんの喜びもない赤ちゃんを産むのは大変なことなんです。
普段なら私たち助産師は、陣痛が5時間でも10時間でも、ずっと付き合ってお母さんの腰をさすって、「頑張りぃ。元気な赤ちゃんに会えるから頑張りぃ」と励ましますが、死産をするお母さんにはかける言葉がありません。
赤ちゃんが元気に生まれてきた時の分娩室は賑やかですが、死産のときは本当に静かです。
しーんとした中に、お母さんの泣く声だけが響くんですよ。
そのお母さんは分娩室で胸に抱いた後、「一晩抱っこして寝ていいですか」と言いました。
明日にはお葬式をしないといけない。せめて今晩一晩だけでも抱っこしていたいというのです。
私たちは「いいですよ」と言って、赤ちゃんにきれいな服を着せて、お母さんの部屋に連れていきました。
その日の夜、看護師が様子を見に行くと、お母さんは月明かりに照らされてベッドの上に座り、子どもを抱いていました。
「大丈夫ですか」と声をかけると、いまね、この子におっぱいあげていたんですよ」
と答えました。
よく見ると、お母さんはじわっと零れてくるお乳を指で掬って、赤ちゃんの口元まで運んでいたのです。
死産であっても、胎盤が外れた瞬間にホルモンの働きでお乳が出始めます。
死産したお母さんの場合、お乳が張らないような薬を飲ませて止めますが、すぐには止まりません。
そのお母さんも、赤ちゃんを抱いていたらじわっとお乳が滲んできたので、それを飲ませようとしていたのです。
飲ませてあげたかったのでしょうね・・・死産の子であっても、お母さんにとって子どもは宝物なんです。
生きている子ならなおさらです。一晩中泣きやまなかったりすると「ああ、うるさいな」と思うかもしれませんが、それこそ母親にとって最高に幸せなことなんですよ。
母親学級でこういう話をすると、涙を流すお母さんがたくさんいます。
でも、その涙は浄化の涙で、自分に授かった命を慈しもうという気持ちに変わります。
「そんな辛い思いをしながら子どもを産む人がいるのなら私も頑張ろう」
「お乳を飲ませるのは幸せなことなんだな」と前向きになって、母性のスイッチが入るんですね。
「大人の幸福論」より
助産師として33年、2,600人以上の赤ちゃんの出産に立ち会ってきた内田美智子さんの言葉
※すべての人が幸せになる魔法の言葉たちより
今日の話は役目を果たすために来た赤ちゃんの話。
ある女性が結婚しようと約束をしていたBFと別れました。
その女性の名前をリンゴが好きなのでリンゴさんにします。
リンゴさんはBFといつもけんかばかりしていて彼は出て行ってしまった。
そんな時、もしかしたらBFの赤ちゃんができたかもしれないと不安に思って悩んでいた。
そんな時、昔知り合った男性のドクターが彼女の前に現れた。
ドクターの名前はシルバーにしておきます。
彼は産婦人科医だけど、子どもを堕胎させる専門医。20年以上も仕事を続けてきた。
リンゴさんがシルバーに相談すると、自分が子どもの父親になるからと伝えた。
自分は今まで、赤ちゃんを殺してきたから、その償いに一緒に赤ちゃんを育てたいと。
すると、おなかの中の赤ちゃんが「おとうさんはどこ?」と話かけてきた。
「お父さん(昔のBF)のところに帰りたい」と赤ちゃんが伝えると、リンゴさんは「お父さんはいないんだよ」と。
「赤ちゃんは、お父さんのところに行きたい」と。
それを聞いたシルバーは「僕が君のお父さんになるから」と。
その赤ちゃんは「あなたはお父さんじゃない。本当のお父さんはどこにいるの?」と聞いてきた。
リンゴさんは、「お父さんとは別れたから、もう一緒にいられないんだよ」と伝える。
赤ちゃんは、「僕は13番目の遺伝子異常で、僕が生まれると短いと二歳半で死ぬんだよ。5歳までは元気だけど、その後は車いすになり、動けなくてベッドでの生活になって死ぬ。」
「だから、けんかしている暇はないよと教えに来るのが目的だから、お父さんがいなかったら、目的がなくなって何をしていいかわからない。だから、僕が生まれないようにして」とリンゴさんに告げる。
それを聞いていたシルバーは「どんなに短い命でも、リンゴさんと一緒に育てるから」と赤ちゃんに伝えると。
赤ちゃんは「でも、血のつながりもないし本当のお父さんではないでしょう?」と。
シルバーは「血のつながりの息子ではなく、自分の目で見て、この子は自分の息子だと思ったから父親になると決めたんだよ」と伝える。
赤ちゃんは「ちゃんと自分の仕事(別れたお父さん)を終わらせてから、リンゴさんとシルバーさんのところに戻ってきます。だから、自然に堕胎できるようにしてください」と。
りんごさんは、パパイヤを食べて、自然に赤ちゃんがいなくなりました。(緑の野菜のパパイヤ)
それから、10日ほどして、赤ちゃんが戻ってきて「仕事が終わったので、りんごさんとシルバーさんのところに戻ってきた」と赤ちゃん。
タイムラインが違うので、すごく私とりゅうりゅうは早く感じたけれども、りんごさんとシルバーさんの所では、時間が結構経っていたと言ってます。
その赤ちゃんは、まだ生まれてきてませんが、赤ちゃんがシルバーさんに伝えたことがあります。
「パパ。僕もパパみたいに大きくなったら養子を迎えて育てようと思ってる。血のつながりは関係ないよね。僕はパパに初めて優しい言葉をかけられたから、僕も同じようになりたい。パパとママが大好きだよ!」と伝えた言葉です。
ちゃんと赤ちゃんは約束を守って家に帰ってきました。