こんにちは。

「香りと、紡ぐ」ナカザワ アマネです。



今日は歌詞に出てくるハーブのお話し。


「Scarborough Fair スカボロー・フェア」

この歌、ご存知ですか?

イングランドの伝統的な民謡。

サイモン&ガーファンクルの歌で記憶されている方も多いのでは。





私も彼等の歌声で記憶しています。

むしろオリジナルだと思っていたくらい。


初めて聞いたのは中学校の音楽の授業だったと思います。

歌詞に出てくるハーブが印象的で、今でも良く覚えています。





​Scarborough Fair


Are you going to Scarborough Fair?
Parsley、sage、rosemary、and thyme
Remember me to one who lives there
She once was a true love of mine

Tell her to make me a cambric shirt
Parsley、sage、rosemary、and thyme…



途中までの歌詞ですが…

Parsley、sage、rosemary、and thyme

パセリ、セージ、ローズマリー、タイム


この言葉が繰り返し出てきます。


スカボローで開かれるマーケットにハーブがたくさん売ってるんだなーくらいにしか思ってなかったのですが…

意味を調べてみると、どうも違うらしい。


作者不詳の民謡ですし、歌詞の理解や意味は難しいもので。

いろいろな人がいろいろな解釈をしています。

日本の民謡もそうですが、意味が難解ですものね。



で、この4種類のハーブ、魔除けの呪文としての意味があるらしいのです。

かつてヨーロッパでは、ハーブやスパイスは魔除け、疫病除けとして使われていたもの。





これは私が作ったスパイススプーン。

スパイスを使ったお守りのような物です。

他にもオレンジポマンダーなどいろいろありますね。



歌詞の中で4種のハーブ名を繰り返し唱えるのには、日本で言う「くわばら くわばら(桑原 桑原)」という様な意味を持つらしいのです。

災難が降りかかりそうな時や、災いを除けたい時など「くわばら くわばら」と言いますよね。


スカボローのマーケットへ行く人に、もう関係が戻ることのないかつての恋人に伝言を頼む。

そして、「くわばら くわばら」。



…どういう事なんでしょうね(笑)



結局確かな意味はわかりませんが、それぞれの解釈でハーブの出てくるこの歌を聞いてもらえたらと思います。



ではでは。



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