こんにちは。

「香りと、紡ぐ」ナカザワ アマネです。



今回のブログは、小さな子どものいる家庭で、アロマを使う際の注意点について。

(ここで言うアロマは、精油だけでなく安価な合成香料も含みます)



リードディフューザー、お使いの方もいますよね。





こういうもの。

ガラス容器に香りのする液体が入っており、木製スティックを伝わって香りが広がるというもの。

100円ショップでも見かけますね。



このリードディフューザーによる子どもの誤飲事故の報告がありました。

2020年の事故ですが、リードディフューザーの人気は未だ続いていますので、注意喚起の為にアロマの先輩がSNSに載せてくださいました。


PDFが貼り付けられないので、スクショしたものを貼ります。 

日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会の傷害速報です。












読めるでしょうか…
以下、簡単にまとめます。


1歳4ヶ月の子どもが、母親が目を離した1分程の間にトイレに置いてあったリードディフューザーの液体を飲み込んでしまった事故。
トイレには踏み台があったそうです。

母親が様子を見に行った時には、吐き気をもよおして泣いており、顔色も不良であったそう。
口からアロマの香りがし、受診。経過観察の指示で帰宅するも嘔吐、発熱あり再度受診。
化学性肺炎との診断を受け入院となりました。


近年のアロマ人気から、子どもの誤飲事故が増えているそう。
上記以外にも、ティートゥリー精油を飲み込んだ子どもが呼吸困難を来たし、低酸素から脱せず気管挿管・人工呼吸管理となった例や、ユーカリ精油による意識混濁など、精油により呼吸障害や中枢神経障害を来す恐れがある事が書かれています。


柑橘系の精油などは、大人が嗅いでも「美味しそう」と感じ、搾りたてのフレッシュなジュースを想像させられますよね。
子どもが嗅いだら、つい口にしたくなってしまうのもわかります。


では、どのようにしたら良いのでしょうか?
日本小児科学会は次のように提言しています。


    


・製品の外箱以外にも「危険・乳幼児には触らせない」と大きく記載する。

・子どもの手の届くところには置かない。

・子どもが小さいうちは使用しない。成分が不確かなものは購入しない。

・大人の目のあるところで使用し、使用後は片付ける。誤飲や事故の可能性のある形状のディフューザーは使用しない。



そして万が一、飲み込んでしまったら?


    

・吐かせない。

・大量の水で口をすすぐ。

・医師の診察を受ける。
(飲み込んだ精油を持参、又は飲み込んだ精油の名前と飲んだ量をメモして持参)



簡単にまとめましたが、もし読みにくい方はこちらからご覧ください。


https://www.jpeds.or.jp/modules/injuryalert/



じっくり読むと…怖いです。




アロマは見た目もオシャレで、香りも良いし、癒されるし。

子育て中の方々にとっての癒しにもなっているかと思います。


子どもから目を離す瞬間もどうしてもあるし。

子育て、大変ですものね。

でも、子どもは大人の想像を超えた事をしてしまうもの。


手の届かないところに置く。

触らせないようにする。



これだけでも気をつけて欲しいと思います。




そして、子どもに限らず大人の方も、

精油(希釈したものを含む)は刺激が強く、希釈した場合でも飲用やうがいに使用することは勧められない。


この一文を忘れないでくださいね。



それでは。




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