こんにちは☘️
「香りと、紡ぐ」ナカザワ アマネです。
今日は二十四節気の一つ「立春」☘️
春が来ました✨✨
まだまだ気温も低く寒いものの、陽射しや風、木々の硬い蕾も何となく春めいて来た様に感じます。
さて、2ヶ月程前に仕込んだローズマリーチンキを使い、ローズマリー軟膏を作りました。
ローズマリー軟膏とは、無水エタノールにローズマリーを漬け込み成分を浸出させたチンキ、それとワセリンを合わせて作る軟膏の事です。
こちらが2ヶ月無水エタノールにローズマリーを漬け込んだもの。
ローズマリー軟膏で効果を発揮するのはウルソール酸。
ウルソール酸は化粧品にも使用されているもので、紫外線で壊れた皮膚のコラーゲンの状態を改善される効果があるそう。
このウルソール酸、ローズマリーやラベンダーなどのハーブやリンゴの皮にも含まれており、度数の高いアルコールでしか抽出できないのだとか。
なので無水エタノールに漬け込むというわけ。
ローズマリーを濾した状態。
たくさんできた‼️
この写真ではわかりにくいですが…とてもキレイな鮮やかなグリーン。
材料はシンプル。
ローズマリーチンキとワセリンのみ。
ワセリンは化粧用油の表示のあるものを使います。ワセリンにも種類があり、精製され純度が高いものの方が刺激が少ないのです。おすすめはサンホワイトですが、今回はこれで。
ワセリンを使うのにも理由があります。
ローズマリーチンキに含まれるウルソール酸はワセリンにのみ溶けるという事。
ワセリン自体にも皮膚の保護効果があるので、お肌にはとても良い軟膏になるわけです✨
ローズマリーチンキの色✨✨
キレイですよね。着色していない自然の色です。
ワセリンと一緒に湯煎していきます。
ローズマリーチンキとワセリンは1:2の割合です。
必ず湯煎ですよー。エタノールですからね。直火にはかけない様に❗️
少し溶けてきました。
しばらくすると、アルコールが蒸発しシュワシュワと泡が出てきます。
わかりにくい写真ですが…
細かな泡が出ています。
泡が止まり、ワセリンとチンキが混ざったら完成です。
こんな感じ。
アルコールも蒸発し、ワセリンとチンキも混ざっています。
これを容器に移して冷まし、固まったら完成‼️
できましたーーー❣️
キレイな色…✨
スーッと滑らかにのびる軟膏です。
ローズマリーそのままの野生的でシャープな香りがします。
手洗いとアルコール消毒で傷んでいる手や、乾燥している肌を潤してくれるクリームです。
ローズマリー軟膏作りの講座を今月開催予定でしたが、今年の私はとてもスローペース💦
3月頭に開催予定です❗️
決まり次第、お知らせ致します✨
それでは❗️
2025年4月追記
このローズマリー軟膏のブログ、大変読んで下さる方が多いので追記させていただきます。
ローズマリー軟膏(無水エタノールで抽出したローズマリーチンキ)の光毒性についてです。
こちらの記事もぜひご覧になって、安全にローズマリーチンキを活用してください。
ローズマリー軟膏(無水エタノールで抽出したローズマリーチンキ)の光毒性についてです。
こちらの記事もぜひご覧になって、安全にローズマリーチンキを活用してください。