それは突然に!
ハズバンドから出た言葉
『明日は20kmくらい走るか…』
内心えっ?Σ(゚д゚;)と、0.0001秒
いや
驚く暇などない
いいね!楽しみ♪
と、即答する
いや本気で驚きそして嬉しい
二人とももう丸二年走っていない
二年前のハーフマラソン以来
そう、コロナ禍となり全く一歩も走っていないという現実
ハーフマラソンから
やさぐれ🦁は足底筋膜炎に悩み
ハズバンドはハズバンドで抱えた悩みに翻弄され
あれやこれやの様々な事情により
心のバランスを崩し
メンタル崩壊寸前のギリギリ状態で
自分自身を見失い
ただひたすら忍の一文字
あれほど取り組んでいたマラソン・自転車…
ありとあらゆる自分の趣味に対してヤル気を失ってしまい
鬱ぎ、ため息と愚痴の毎日
寝転び、目を向けるパソコンの画面に
虚ろな目つきを見た瞬間感じた危機感Σ(゚д゚lll)
うわっ!
これマジでヤバいやつだ
翌日から歩こうと提案する
ハズバンドの重い腰をあげ何とか始めた朝活散歩
ただひたすらハズバンドの愚痴を聞きながら歩く朝の散歩
毎朝毎朝
早起きの苦手なやさぐれ🦁
そんなこと言ってる場合ではない
これはヤバい
マジでヤバい
このままじゃアカンとやさぐれ🦁の野生の勘が訴えかけてくる
今のままでは危険だと
少しだけでいい
少しだけの変化を
無理やりでいい
けど無理強いはしない
朝の一時間の散歩
外に向かないキモチと鬱ぎに少しだけ針の穴の隙間だけでいいから
その隙間からモヤモヤしたものを少しだけ抜くことができれば
そんなおもいで続けた朝活散歩
さすがに冬至の辺りからは早朝も真っ暗闇の時間帯
年末年始は無理せずで過ごし
雪に遮られ…
今日の突然を迎えたのでした
明日?(´・ω・`;)
20km?Σ(゚д゚;)
え…?
本気とは思えない提案だけど
本気にして楽しむことにした
何よりハズバンドが自分の口から
自分の意志で
自分の言葉で
走ろうと、言ったのだ
20kmはともかく
走ろうと、言ってくれたそのことが嬉しくて
二年も何もしていない身体は
お互い走れる状態ではないのだけれど
ハズバンドよりやさぐれ🦁は筋力も持久力も何にもなくなって
走れた頃の二人ではないのだけれど
きっとキモチが回復し始めているからハズバンドから出た言葉
いや、健康体でも
一度離れてしまえば走ることってめんどうだったり
なかなか腰が重かったりする
なおさらメンタルがやられているときに
身体を動かそうとすることはなかなかハードルが高いもので
荒療治すらきかない
自分のこれまでを思い返すと
それがどれだけのものか
少しはわかるつもりだから
これはもうホントに
嬉しいひと言だった
よろこんで!
よろこんで!お受け致しましょう20km
さっそく引っ張り出して準備したジャージ
手袋と、ウエストポーチ
中身はあんパンだな⬅遠足か笑
コンビニ寄って補給食摂りながら
のんびり走ってみましょう
やさぐれ🦁だって
ひとりではできる気もしない20km走
でもひとりじゃなくて
病んでいたハズバンドが口にした言葉から
やさぐれ🦁もやる気と勇気をもらっていて
できなくてもそれはそれでいい
やってみる初めの一歩
ふたりならできるかもしれない
そうそれだけでいい
そうやって前に…
生きるのは前に進むことで
後ろ向いても時間が戻るわけではないから
前を向いて前に進む
フルマラソンは42.195kmをずっと前を向いて前に進めるわけではない
苦しくなれば下を向く
下を向いて
下を向いて
それでも脚だけは前に進める
景色も見ないし
靴とそこにある道しか見えない
ゴールなんてはるか彼方で
1kmがものすごく果てしない
苦しい
でも走っちゃうんだよなぁ
ひとりだけどひとりじゃなくて
個(人)の集まり
だけど孤(独)じゃないんだ
まだ何も見えない自分たちだけど
きっと
いつか
また揃ってマラソン大会に参加している未来があると
そう思う
明日本当に走れるか?
どうなるかは分からないけれど
トンネルを抜ければその先には眩しい光が急に射す
だからサングラスを用意して
いきなりの眩しい光に眩まないように
少しずつ
少しずつ進む2022
夜明け?かな
