雨宿りの中年 | 黒子日記

黒子日記

日々黒いキモチになる出来事を自分勝手に書き綴るだけの自己チュー極まりない真っ黒な空間です



┌(┌*ΦωΦ)┐≡3フーッフーッ

先日仕事を終えて職場から帰ろうと

ドアを開けたらザバスびっくり




SAVASプロテイン飲料ではない


ザバ~~~~っと雨が降り始めたのですガーンガーンガーンガーンガーン




しかもけっこうな強雨

あぁドリフのコントみたい⬅表現よ笑


いきなりドザバっと…ガーン傘ガーン傘視界がかすむほどのザーザー降り




えっ?


もしかして…


ドア開けたらひもが引っ張られて上からバケツが落ちてくるやつ?




みたいな…笑




さては台風の影響でありましょう



仕方なしと

しばしドアの前で雨宿りをしておりましたら

ドアが開いて同じように帰宅する女性が出て参りました




『お疲れ様です』

『雨スゴいですね!』


と、言葉を交わしながら

折りたたみ傘を広げたその方は


『そこまで入って行きませんか?』

と、声をかけてくれました





えっっ!ฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ!!



普通に傘をさして帰って行くものと思っていたら

返ってきた以外な言葉に中年驚く



とっさに勝手に口が反応し


『ありがとうございます』

と、言っちまったものだから

その方はこちらに傘を向けて下さったのですが


『この雨(の勢い)では

ひとりでさしても間に合わないほど降っています

少し止むのを待ってみますので

どうぞお気になさらず行かれて下さい

ありがとうございます』




と、お返事すると

その方は申し訳なさそうに


『そうですか…すみません💦』と…歩いて行かれました



何をおっしゃる!

申し訳なくなんてありませんよ!



このコロナ禍

ソーシャルディスタンスが基本で、まして赤の他人と接近することははばかられること


にも関わらず


一緒に傘を、と申し出て下さったそのキモチおねがい




しばらく忘れていた温かいものを思い出し


じーーーーーんおねがいとしてしまいました




感染対策が一番の注意すべきこととして過ごすようになって


周りと距離をとるのがエチケット


マスク越しの会話は味気ないものになっていて


ほぼ他人と交流することなんてなかったこの一年余り




相手を思えばこそ距離を取り

私物は貸さないことがマナーなのか?

うかつに声をかければ逆に

ウイルス対策ができていない不届き者かと身構えられてしまうのか?



何がいいことなのかさえ

分からなくなっていて


親切がおせっかいになることだって大いに有り得るこのご時世

小心者のやさぐれ🦁は


自分が逆の立場だったら


傘をどうぞと言えたかな…?

迷惑と親切のギリギリのラインを踏み外さないように、と


『お先に失礼します』と、後ろ髪引かれながら

ひとりで傘をさして帰ってしまったかもしれないショボーン




思いやりって…どうすることなんだろう?


相手を思いやるって…どういうふうにすればいいんだろう?



温かいキモチをもらって逆に心がギュッとつかまれたように苦しくもなる




くっそぉぉぉぉ!コロナめ!ムキー




こんな世の中でさえなければとコロナに八つ当たりしたくなるムキー



いや、でも…


どんな状況であっても同じなんだ


相手を思いやることっていろんなカタチがあるのだな…



自分が思う思いやりの方法だけがその手段なのではなくて

相手によって親切にもおせっかいにもなるんだな



やさぐれ🦁はその時とてもうれしかったです



そのひと言で心が温かくなれて

いろいろ考えるきっかけにもなりました




2021年夏

雨宿りでの出来事ガーン傘ガーン