卒業式 | 黒子日記

黒子日記

日々黒いキモチになる出来事を自分勝手に書き綴るだけの自己チュー極まりない真っ黒な空間です



┌(┌*ΦωΦ)┐≡3フーッフーッ

令和二年三月二日

世の中がコロナウイルスでという緊急事態の中

わが家の三男が卒業式を迎え高校生活を終えました



これまで経験したことのない厳戒態勢の中

細心の注意を払い参加しましたよ

マスク着用
手指アルコール消毒に最小の参加者数との決まり事を守り
式典内容もこれまでとは変更され執り行われた卒業式


そんな中
校長先生からの祝辞にたくさんのありがとうという感謝の言葉をいただきました


担任の先生は最後のホームルームでまさかの男泣き


担任として生徒達に、そして父兄の、皆さんに支えられ
いい経験をさせてもらいました


と、はばからず感情をあらわに感謝のキモチを伝える担任の先生の姿にたくさんのご苦労を改めて思い知る



高校生という多感な時期
それぞれの個性を発揮して過ごした子どもたち

思春期の生意気で難しい30名ものエネルギーと毎日格闘することは

並大抵なことではなく

きっと体当たりの本気でぶつかってくれたからこその涙であろう別れを惜しむ様子を見て

あぁ、わが子もこんなに愛情を注いでもらったのかと胸熱…



余りに手に余るゴーイングマイウェイな男子高校生の三男が手に負えず


(꒪д꒪II



もうこの手を離してしまいたいと何度思ったことでしょう


✕3名分の高校生生活



理解できない思春期男子の行動に精神崩壊寸前で自分を見失っていた自分



ネガティブ思考にしかなれず
いいところに目が向かず

親としての自分は何もできていない


そう責められているようなキモチで過ごしてきたこれまで



それが






こんなに?

こんなにたくさんのありがとうをいただいて門出を祝ってもらえている


手を焼いた時間よりも別れを惜しむキモチでありがとうと送り出されるだなんて

今までなかったことで


型通りの卒業式ではないものを感じたやさぐれ️🦁



あぁこの子はこうやって周りに支えられ
育ててもらい
そして親である自分はいつもマイナス思考で何かある度に親の責任を果たせないキモチから引け目を感じるばかり

くじけることだけで過ごし
何か少しでも成長できていただろうか?


こうさせなければ!
ああやらなければ!


そんなキモチでばかりいて

本当のところをしっかり受け止めることができていなかったな、自分




結局

そんなこんなで
支えられていたのはやらかしていた子どもではなくて自分だったんだとようやく気付く

そして
育てる側の自分はちっとも成長することができず

周りに助けられていたのだと



改めて気づく卒業式



何が親だ

エラそぶって

何一つできなかったじゃないか


卒業だなんてホッとするのは百年早いんだ


自分こそまだまだ未熟者じゃないか


ただ途方に暮れ過ごしただけの親という時間


それももう終わりに近づいて、なのに何も修めることはできなかったんだな、自分




なんだ、ありがとうを言うのは自分だったのか

子どもに学ばせてもらう
親にさせてもらう


そんな言葉の意味が今ようやくわかった


驕り高ぶる中年な自分は

情けないほどに未熟者だった



中身が空っぽの自分にため息


そして

だけど、ただそれしかない


全てにありがとう


あなたはそのあなただというだけで価値があり
そして周りの人とつながる中で
ありがとうという言葉を向けられる節目を迎えた


その姿は親であることに悩み、ふさぐキモチでいた自分に教えてくれた

ありのまま
そのままでいいのだ、と


こうでなければならないのではなく

ただ自分であっていい

それを教えてくれた三男との三年間は

この日やさぐれ️🦁に解放感を与えてくれました

まだまだ先がある

学んで行くのは自分なんだ

親の責任じゃなく
自分が自分として


何かうまく言えないけど
ありがとうという言葉には何より大きなチカラがあることを知った卒業式


それがわかっただけでよかったな、自分


ありがとう、それしかない