みなさん、このドラマ知ってますか?
このドラマ80年代の大映テレビドラマシリーズだそうです
当時リアルタイムで放送されていた時は
私はまだ産まれてないか赤ちゃんだったので知りませんでしたが
確か再放送か何かで初めて見たのだと思います
一度見たら虜になり
もう一度見たくてレンタル屋に捜しに行っても古すぎてありません
あちこち調べて見ると
スカパーで放送されているとの事
このドラマをもう一度見たいが為にスカパーの契約をしました
80年代の大映ドラマのファンになり
スカパーからDVDに落としました
スクールウォーズは古本屋に売ってたのでラッキーでした
不良少女と呼ばれてのオープニングナレーション
「この物語は「不良少女とよばれて」の原作者で現在民間舞楽界で活躍されている原笙子さんが、かつて青春時代に非行に走り、そして立ち直った貴重な体験をドラマ化したものである」
これを聞いて
実話を元に作られたドラマなんだな、実際の原笙子さんはどんな人なんだろう・・・
会ってみたい!と思い始めるのです
まずは原作本
古本屋で偶然出会えたので購入しました
本を読んでみると内容が全くドラマと違いました
正直、この原作でよくあそこまで大袈裟な不良ドラマを作ったなと呆れるくらい違いました
海からワカメをかぶって上がってきたような髪型で
ケバい化粧をしてチェーンをブンブンとさせていたので
原笙子さんはいったいどれほど恐ろしい人物なのかと思っていました
ただ、ドラマはとっても感動して泣きながら見てました
少年院の園長先生の言葉なんかは
本当にためになったのでメモしたくらいです
私は、本の出版社宛で原笙子さんにお手紙を書きました
すると、なんとお返事がもらえたのです
初めてのお返事の封筒の中には
原笙子さんが写っている沢山の写真が入っていました
写真ひとつひとつに
ポストイットで写真の説明書きがされていました
その後はしばらく文通を続け
舞楽の招待状も何回か添えられていたので
私は一人で芦屋まで舞楽を観に行ってきました
原笙子さんとお話もし、写真も撮りました
原笙子さんはこのドラマを初めてテレビで観た時
あまりに違う内容にビックリしてTBSに放送中止を求めても後の祭りだったそうです
ものすごい番長だったと誤解され
会う人会う人に原作本を読んで下さいと渡し誤解を解いていったと言っていました
しかし、あのドラマのおかげで本の印税が沢山入り
その収入で高価な舞楽装束をどっさりと購入したそうです
それからどれくらい経った頃か
TVをつけたら「今日は何の日?」というので
原笙子さんが亡くなった日だと言っていました
私は慌ててお手紙を書いて送ると
旦那さまからお返事と本が送られてきました
「あなたと交流があったことを知らなかったので連絡出来ずにすみません」
という内容のお手紙と一緒に上記の本2冊を送ってくれました
原笙子さんは白血病を患っていたそうです
多感期に母親から
「あなたさえ生まれていなければ・・・生みたくなかった」と言われ
ひどく傷ついた原笙子さん
私との手紙には
「今が一番幸せです」と書いてありました
お手紙と写真は大切に保管してあります
かなり時代を感じる突っ込みどころ満載のドラマですが
大好きなドラマのひとつです