日常生活をしていると、 後で思い出した時に そこだけスローモーション で再生されるような瞬間があります。
3歳になったばかりの娘が、 
もっか絶賛イヤイヤ期。

何をさせてもいやいや。
特に大変なのは着替え。
何を着せようとしても 嫌がり、 
全力で抵抗します。
3歳児の力はバカになりません。
もうちょっと早くイヤイヤ期が来てくれれば良かったのですが。

ともあれ今朝のことです。
お出かけをするというのに
着替えを嫌がり大暴れ。
裸で外に出すわけにもいかないので、
ほとんど取っ組み合い。
普段は怒らないのですが 
ついに ブチ切れた私、

「 そんなに嫌ならもう何も着なくていい!!」

と大声を出し、 服を引き取り、
 ぺちんと頭を叩きました。
思わず叩いてしまったので自分でもビックリしましたが、 叩かれたことのない娘もびっくり。

私も ちょっと冷静になりつつ、 
一度雷を落としてみようと決意、

「 ママの言うことが聞けない子は出て行きなさい!」

と言って玄関に連れて行きました。
娘は泣きもせず真顔。

「ごめんなさいは?」

と言うと、 近づいてきて私の頭を撫でて

「 ごめんなさい」

そのご主人がやってきて服を着せると、
 いやがらずに着ました。

その後、
お互い頭を撫であって
「 ごめんなさい」
「大好き大好き」
を言いました。
指の腹で、ですが、
頭を叩いたのは良くなかったなと反省しています。
娘はニコニコになって、 
無事お出かけできました。

これがもっと大きくなると
1度勢いで怒ると
めんどくさいことになるんだろうな、
と、
 自分の小さい時に強烈に抱いた
母親への反抗心を思い出しました。

反抗心は諦めとなって、
大学に入って親元を離れるまで、
親に対しては完全に心を閉ざしていました。

親も 一生懸命教育していたんだと
今なら理解できますが、 
とにかく子供時代はずっと悲しかった。

私は高齢で子供を授かったので、
冷静に
 子供 が 愛情を疑わないようにこころがけながら育てていきたいと思います。