前回からの続きです。

これからの旅記録は、画像があまりありません。

なぜなら、一度は行ったことのある場所ばかりなので、殆ど撮影は行わないで旅に集中していました。

 

天川で一泊した朝は、雨でした。

傘をさして神社の朝の祈祷に参加させていただきました。

結構たくさんの参加者がいらしています。

この日は、 重陽の節句祭(旧9月9日) で昼頃からは参拝者が増えてきます。

それまでに退散することにしました。

 

実は、同じ宿に宿泊していた家族に不慮の事故で障害を負ってしまった気功だったかなんかの先生がいらっしゃいました。

まだ、若いのだけど、僕が出発の準備をしている間、みんなは彼にいろいろな事を教えてもらっていました。

例えば、除霊の仕方とか、アドバイスとかね。ここで会ったのも何かの縁なんでしょうね。

 

さて、今日の最初のポイントは玉置神社です。

同行者の希望でしたが、僕は3度目の参拝となります。

山は、やはり少し寒かったです。

今回は、初めて山頂まで登りました。

一度目は、本殿のみの参拝。

二度目は、玉石神社まで。

そして、今回は、その上まで行ってきました。

あまり天気がよくなかったので、今回も玉石社で引き返そうかと思ったのですが、その時に雲の切れ目から太陽が姿を見せ、木々の隙間から日光が降り注いだので、進むことにしました。

 

で、山頂です。

熊野三山の奥の宮と言われる玉置山ですが、別名があるのですね。

牟婁

沖見嶽

 

ここで少しお祈りしていると、目を瞑っている僕の前が明るくなったように思えました。

また、日光が差してきたのかな、と目を開けて空を見上げると太陽は雲に隠れていました。

山頂は、ほぼ霧の中て感じでした。

不思議に思い、同行者に「今、明るくならんかった?」と聞くと、確かに上からか下からかわからないけど、光が差したと証言しました。同行者は、目を開けていました。

他の二人は、少し離れていたせいか気付かなかったそうです。

こういった経験は、讃岐富士でも一度経験しています。

興味のある方は、過去日記「サルレオ伝説」を参照してください。

 

下山は、別の道を下りました。

この道、知らなかったのですが、駐車場の近くに出られ参道より近く感じられました。

 

 

今回の目的の一つを達成し、車に乗り込み、この日の宿泊地である熊野へ向かいます。

 

熊野は、僕たち3人の巡礼のスタート地でした。

2009年最初に熊野を訪れ、ここから巡礼が始まったのです。

丁度同じ時期に旅しています。

前の時は、伊勢から始まり、今回は逆のコースとなりました。

ただ、今回は、熊野三山ではなく、本宮のみです。

なぜなら、同行者の一番のお気に入りがここだったからです。

お気に入りの大斎原。

ここは、やはり出発の地。

そして、最終の地なのか・・・

いや、ここが終着で、ここから新しい旅の出発なのかな・・・

 

確かに、僕らの巡礼もほぼ完了しています。

そう2012年のやはり11月に玉置神社に玉を置いて終わったのでした。

だけど、今回、再度別の玉を置く機会に恵まれたのです。

 

おそらく、これからの旅は、また前とは別の意味合いがあるのだと思います。その時々に外的な刺激と内的な衝動に駆られた時に旅は続くと思います。

 

熊野本宮は、たくさんの参拝客でした。

今回は、軽くご挨拶するにとどめ、宿に向かいました。

この日の宿は、前回泊まった宿にもう一度泊まることにしました。

湯峰温泉は、小栗半官伝説の残るヨミガエリの湯です。

「カピカピに干からびた小栗半官にここの湯をかけて、ふたして3分したら生き返ったんやで」

とうる覚えで説明したら一瞬、同行者は信じてしまいました。

実は、小栗半官は、干からびてミイラ化したと思っていたら、ハンセン病にかかってたそうで皮膚が病変していたようです。

 

宿に入ると、夕食までの間、僕ともう一人はお風呂に入り、素晴らしく綺麗な夕焼けを眺め、犬好きの二人は、宿の飼い犬3匹を連れて散歩に出かけました。

美味しい酒と食事を堪能し、翌日の旅へと続きます。

次は、伊勢です。

 

   つづく