前にライブ に行ったことは日記に書きましたが、
そのきっかけは、アトランティスでした。

アトランティスのことを纏めている本を読んでいた時に、
なんとなく、現代と重なってくるところがあると感じました。
その本によるとアトランティス人は、ネイティブインディアンのようにシンプルな生活と
自然との調和を重んじる人々だったようです。
しかし、末期には、物質主義の世と変わっていったらしいです。
それで、そんな物質的な世にも自然志向の人々も存在し、対立したようです。

その本に書かれているように、本当にその時代がそうであったかは、
証明する術はありませんが、
どちらにせよ、自分たちの価値観や現代の世が映し出されているような印象を受けました。
読了後、その事についてふと考えていると、
ある事がインスピレーションとして湧いてきました。

それは、「火をコントロールしなければならない。」
ということでした。
たしか古代メキシコ文明かインディアンの言い伝えか・・・だったと思うのですが、
前の時代は水によって滅んだ、そして今の時代は火によって滅ぶ。
そんなことを聞いた記憶があります。

大西洋にあったアトランティスは、洪水により一夜にして沈んだと伝説されています。
太平洋に存在していたというムー大陸もほぼ同じ時期に沈んでいます。


古代には、気候の変化によって水面が大きく上昇、下降したのは地質学的にも知られた事実です。
日本にも、縄文海進 と呼ばれる海水面の上昇があり、海面が今より2~3メートル高かったと言われ、
縄文時代前期の約6,000年前にピークを迎えたとされています。
日本列島の海に面した平野部は深くまで海が入り込んでおり、香取海や奥東京湾を形成し、
気候は現在より温暖・湿潤で年平均で1~2℃気温が高かった。ようです。
まあ、一夜にして大陸が沈むのとはわけが違いますが、
環境が激変するのは、昔から自然のサイクルなのかもしれません。


その水によって滅んだアトランティスですが、
僕は、イメージとして火のコントロールができなかったことが深い原因ではないか・・・と感じました。
その火とは、
太陽の火、火山の火、原子の火、感情の火、欲望の火・・・・などです。


火に関する神話、伝説は世界で存在しています。
有名なのはギリシア神話のプロメテウスでしょうか、
かの神は、ゼウスの反対を押し切り、天界の火を盗んで人類に与えました。
プロメテウスの火と言えば、ウィキ によると
「プロメーテウスはゼウスの命令に背きながらも、人類が幸せになると信じて火を与えた。
人類は火を基盤とした文明や技術など多くの恩恵を受けたが、同時にゼウスの予言通り、その火を使って武器を作り戦争を始めるに至った。
現在に至るまで、火は人類の進化や文明の発達に大きな役割を果たしているが、ひとつ間違えれば、すべてを焼き尽くす恐ろしい火になってしまう。

このことからプロメテウスの火とは、原子力など、人間の力では制御できないほど強大でリスクの大きい科学技術の暗喩としてしばしば用いられる。」
とあります。

プロメテウスはその罪を問われ、罰を受けることになりました。


日本の神話にも、
火の神、カグツチを生んだイザナミは火傷を負い死に至ります。
富士山の神は、現在は、コノハナサクヤヒメとされていますが、
彼女は、火の中で三神の子神を生んでいますが、イザナミとは違い無事でした。
それゆえ、火を克服した水の神として、火山である富士山を守護しているのだと思います。


太陽や火山など自然の火はコントロールすることはできません。
できるのは、備えと対応だけです。
しかし、プロメテウスの火や、感情の火や欲望の火はコントロール可能です。
プロメテウスの火は、自然界の猛威や寒さに怯える人類を哀れみ、火によって暖や食物の調理、そして製鉄等の加工を可能にさせるため授けられた火です。

プロメテウスの感情と人間の感情とは隔たりがありました。
もちろん、恩恵も多々ありましたが、欲望の火はあるときに人を害し、
怒りの火は人を破壊へと向かわせました。

人間は物質的な火と内面的な火をコントロールする必要があるのだと思います。
きっとアトランティスの時代もそれがコントロールできなかったのだと思います。
現代もその課題は克服されず同じ道をたどっているように思いました。


最近、太陽活動が活発です。
2月25日には、久しぶりにX4.9の大規模フレアが発生しました
Xクラスのフレアの発生は、1月7日(世界時)のX1.2以来です。
また、X5規模の大きさのフレアとしては、
2012年3月7日のX5.4以来、およそ2年ぶりの発生です。
余談ですが、このフレアには人の形の噴出が見られ面白いものでした。





統計的に太陽活動と人の活動は相関関係があるようです。

In Deep によると
・第 5太陽活動周期(1790年前後がピーク) フランス革命(1789年)
・第 9太陽活動周期(1838年前後がピーク) アヘン戦争(1840年)
・第10太陽活動周期(1850年前後がピーク) 太平天国の乱(1851年)
・第11太陽活動周期(1860年前後がピーク) アメリカ南北戦争(1861年)
・第14太陽活動周期(1895年前後がピーク) 日清戦争(1895年)
・第15太陽活動周期(1918年前後がピーク) ロシア革命(1917年)
・第16太陽活動周期(1930年前後がピーク) 世界大恐慌(1929年)
・第17太陽活動周期(1940年前後がピーク) 第二次世界大戦(1939年)
・第18太陽活動周期(1948年前後がピーク) 第一次中東戦争(1948年)
・第21太陽活動周期(1980年前後がピーク) イラン革命(1979年)
・第22太陽活動周期(1990年前後がピーク) ソビエト連邦崩壊(1991年)

これらが、太陽活動の活発な時期に起こっているということです。



ここのところ、ウクライナの危機・・・・これはやばそうですね。
中国のテロ、
少し前からタイのデモ、
様々な国で、一斉に行われてきたようなデモなどの政治的な問題が起こっています。
毎日、国際ニュースはそんな話ばかりです。

日本も、通り魔や痛ましい事故、
なんだか、悪霊に憑依されたかのような事件が多発しています。
これらは、もしかすると・・・だけど、太陽活動と関係あるのかもしれません。
とはいえ、問題や犯罪の原因が太陽にあるとは言えません。
潜在しない問題は顕在しないわけで、
多分、誰しもが内面の奥底に暗い闇のような問題や欠点をかかえ、
そこに光があたるとスポットに照らされるように顕在化するのだと思います。
暗くて狭い通路に潜むゴキブリに光を当てた途端に素早く動き出すのに似ているかもしれません。
もしかすると太陽のある種の光線は、
人間の心理の闇を眩しく照らしだす未知の力があるのかもしれませんね。


ネットも見ると、他国の非難、批判でいっぱいです。
或いは、同国民であっても暴言、中傷の言葉使いが目立ちます。
これも感情の火、怒りの火が延焼していっているように思います。
高等な光は、黒い火を燃え上がらせ、血や涙という水によって消火するか、灰になるまで燃え上がってしまうのかもしれません。
私たちは、少し頭を冷やして、自分の内面に何が起こっているのか内観、分析する必要があるように思います。
何かに操られるように舞い上がってしまう、内面の火を制御する必要があるのではないでしょうか・・・
繰り返しますが、太陽が悪いわけではありません。
もし、心理に黒い火ではなく、光があるなら、
それは太陽の光と同調し、さらに輝かせるエネルギーがあると僕は思います。
プロメテウスの火のように、これは使う人間の精神次第なのだと思います。
太陽信仰とは生命への信仰です。
決して死への信仰ではなかったわけですから。


幸い、自分のまわりには、まだ火の手は上がっていませんが、
もし、自分の中に何かの黒い火が点火されるようなら、
それは気をつけないといけないと思っています。

火は他へ燃え移ります。
この火が炎になり世界を焼けつくそうなら、もはや取り返すことはできないでしょう。
後は、灰だけが残る世界が待っていると思います。
もしかすると、その灰から不死鳥を誕生させるのが神々の計画かもしれませんが、
それは多大な犠牲を伴うため、人間としては望むべきものではないでしょう。


なんとか、火をコントロールしたいものです。
水の女神への信仰が内面の炎を火伏するために甦っているのかもしれませんが、
水の女神の荒魂は、破壊神であることも忘れていけないと思います。
我々、一人一人の中で、火と水の調和をコントロールできるようになると良いと思います。

納得できないこと、世の中の理不尽に対する訴えや表現をすることは、社会において重要だと思います。
無関心こそ進化の妨げになると思います。
しかし、その訴えの源泉となる火の部分を制御できないと、それは破壊へと結びつきます。
建設的な行為は、逆の結果へと結びつきます。
その火の部分を水で鎮めて表現することが大切だと思います。