ガールにはピンクのブレス なかなか前歯が生えてこないボーイには
サメの歯のキーホルダーを買ってあげた
「半額でいいよ♪」とおばあちゃん
商売上手である
その日はもう一人別なテントにおばあちゃんが居たので
そこにもお邪魔する…熱いお茶と手作りのサーターアンダギー
「結婚してるの?」なんて話から嫁さんにお土産を買うことに…
おばあさんにネックレスを見繕ってもらって これまた
「半額でいいよ にいさん♪」って…
得したのか 異空間に紛れ込んだのか 不思議な気持ちになる
悪い気はしないが なんだか切ないような 変な気分
推測だが 彼女たちの今日の売り上げは
これだけだったのではないだろうか?
実は彼女たちは金持ちで 道楽で売り子をしていて
帰りはどこからかベンツに乗って家路に就くのではないか?と気にして出入り口を見ていたが
陽が傾くと辺りはすぐに真っ暗になり
家路に就くおばあちゃん達の姿はおろか 何も見えなくなってしまった