1/23琉球新報テレビ欄が目に留まる
沖縄戦の惨劇を、200人以上の人々が赤裸々に証言した録音テープが見つかった。
1960年代に収録された、沖縄戦の聞き取り調査の録音テープ。
その多くはワカメ状に変形していたが、特殊な溶剤とアイロンを使い、ひとつひとつ手作業で修復され、 失われていた声が生き生きとよみがえってきた。
録音テープの中でも特に凄惨な体験を語っているのは戦場に取り残された女性たちだ。
自らの手の中でわが子を餓死させてしまった母。
野戦病院で負傷兵に毒を飲ませたと告白する看護婦。
そして日本兵によって家族を殺された女性。
戦争が終わっても女たちの苦難は続いた。
収容所では伝染病や栄養失調で家族が次々と亡くなっていった。
収容所では伝染病や栄養失調で家族が次々と亡くなっていった。
思い録音機を担ぎ、激戦地の家々を訪ね歩き録音された証言。
何度も足を運ぶ担当者達の熱意で、多くの女性たちは、 それまで誰にも話したことのなかった戦場での体験を語った。
それまで、沖縄戦の記録は、軍人や軍の行動を中心に語られきた。
この記録は沖縄で最初に集められた「住民の戦争記録」であり、 それまでの愛国美談一色だった沖縄戦史観を大きく変えた貴重な史料。
最も弱い立場であったがゆえに、凄惨な体験をした女性たちの証言が記録されていた録音テープ。
25日放送の「ETV特集」(NHK教育、午後10時~10時59分)では、 これまで一度も公開されていなかった未公開録音テープを基に「女たちの地上戦」を描く。
よほど思い出したくないのであろう
うちの両親も戦争体験者であるが多くは語らない‥
うちの子供達と同じ年頃に経験した戦争
その姿を重ね合わせると本当に胸が痛むのである
放送を心して見ようと思う‥