最近、 100均(Can☆Do(キャンドゥ))で買った

「わたもちち」という系と。

 

色もきれいだけど

 

手触りが本当によくて、

編んでいて気持ちいいのと、

 

かぎ針の細編みにしただけで

こんなふうに、フェルト状になる。

おもしろい。

 

 

一部引用

手芸には、とても暴力的な一面がある。

なぜならそれは、ばりばりと音を立てて

時間を喰い尽くすからだ。

 

特に編み物は、あと一段、あと一段と

思っているうちに五、六時間が飛び去り、

顔を上げたら夜が明けている。

 

「あと一段」と思っているだけなのに、

十時間ほどがまるごと消えることさえあるのだから、

ちょっと魔法じみている。

 

(中略)

 

編み出してしまったのだから

この段が終わるまでは編むしかなく、

それを延々とくり返すほどに頭が真っ白になって

手だけが動く。

 

 棒針はもう手と一体化しているし、

糸はほとんど、私が蚕になって吐いている。

時間というタンパク質を食べて私が吐いているのだ。

 

時間は尋常ではない濃さになって私に押し寄せ、

私の中を通過して、

編み目へどんどん落とし込まれていく。

 

わかりすぎる。

その怖さも、恍惚感も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

欲しい

 

うわああ!