車もぶつからないし
ビルも破壊されない
誰も死なない、誰も泣かない

クスクス笑えて
ちょっとほろっとさせてくれる

そういうハリウッド映画が
見たかったんです…

なので、鶴見で
「鶴寿」のランチを堪能した後
隣の駅の川崎に行き

見てきました。

モーガン・フリーマン、
マイケル・ケイン、
アラン・アーキン

という錚々たるオスカー俳優たちが

企業年金がもらえなくなった怒りから
銀行強盗を決行する
よぼよぼのおじいちゃんを熱演。

他の映画では、もっと
シャキシャキしてるので
そのヨボヨボっぷりが名演、
とはわかっていても

あまりのヨボヨボっぷりに
失笑止まらず。aya

そのヨボヨボ演技で笑わせてくれる映画

と思いきや、
後半、意外なまでの綿密な
頭脳プレイが種明かしされ、

FBIとの知恵比べという
コン・ゲーム的な楽しさもあり

予想以上に楽しめました!

前半、彼らの貧乏っぷりが描かれるのですが
アメリカなので、貧乏でも
日本より住宅事情がよく
そんなに切迫した感じはない

貧乏感が最高に出てたのが、
「3ドルで食べ放題」
というのが売りの店で
ブッフェでディナーをとるシーン

これがあなた、

恐ろしいほどに貧乏くさい
まずそうなブッフェで

ゴルゴ

客は全員、しょぼくれたおじいちゃん。

よく考えたら
女性だったら
1食で3ドル使えたら、
あんなのよりよっぽどましな
料理を作って食べるはず…。


料理がつくれないし
作ってくれる女性もいない
そういうおじいちゃんが
集まる場所なんですね…

そして、たとえばこの映画を
日本で女性版で作ったら、
と妄想したら

高齢女優を集めて作ったとして

宮本信子
富士真奈美
黒柳徹子


とすると

どう考えても、
このおじいちゃんたちよりはるかに有能で
ミッション・インポシブルの
トム・クルーズばり

さくさく、ミッションを
コンプリートするような気しかしない…

なのでそこに笑いも、
ほろり、も起こらないよなあ、

と思ったのでした。

犯罪を扱っていますが
後味は最高によくキラキラ

おすすめです!