こういう、ネオファンタジーってなヤツカナリ好きなんだよね～
ハイファンタジー、つまり完璧に異世界 (過去・未来含む) だけってカンジのハナシでなくて、どっか一部とか半分とか殆どとかでも現代が入ってるヤツ。
たとえばさー現代の町に潜む吸血鬼とか、おばけのいそうろうとか、魔女っ子ものとか,,がネオなワケよ。
現代にいる主人公が、扉を開けたら驚いた☆ 的、なんかの拍子に異世界行っちゃうのもネオなのね。
完全異世界話だと、こちらもちとなんかとまどっちまいますけんど、ネオとかだと、適度にぬるい「なんちゃって」ファンタジー感あって、実に私好みなんだよなぁ～と・・・
「ちょんまげぷりん」
まぁ、そんなカンジでもって、これ買った。
本屋の棚で目について。映画化もするらしいねぇ～
なんか久々普通の小説 (←？) で掘り出し物だったってカンジ☆
ざっとあらすじ短く言うと、
シングルマザーのひろ子さんが、ある日家の近くでちょんまげ結った江戸時代のお侍さん拾って、家に居候させる、っての。
そのお侍さんは、居候する代わりにって、ひろ子さんちの家事とか全部引き受けるんだよ。掃除とか全部完っ壁で、中でもとくに情熱をそそいだのがお菓子づくり。ミルフィーユとか難しそうなのに果敢にチャレンジいく・・・
あらすじだけ言うと、ほぼ藤子不二雄漫画にありそう的な「なんじゃこら☆」ってか荒唐無稽話なんだけど・・・・・実際私もこの本買う前に裏表紙のあらすじ読んで、マジそんな感じ実はしたし。(爆)
帰って来てから、一気に読んでしまったぃ。
実を言うと、初めの方とかまだ「なんじゃこら☆」的へんてこさはぬぐえなかったんだけど。
まぁ・・・でもへんてこに決まってるぢゃないのよさ、なかったら、ナチュラルだったら却ってヤバイ。
だって、最初のページからすでに、このお侍さんは１８０年程時越えて、ひろ子さんの視界んとこにいるんだもん。
お侍さんもひろ子さんも、実際「なんじゃこら☆」的心境だったでしょうからねぇ～マジでガチに・・・・一緒にいた子供はなんかまだ良く分かってっないみたいだったけど。
このお侍さん、悪い人じゃぁないんだけどね、なんかすっげツンデレってカンジだよ。
それが武士のブライドってヤツ・・・・・あの時代ならそれも仕方ないんだろうけど。もう、全然全くスナオでない。
いくら家事楽しんでようとお菓子作ってようとも、それら全部「恩義に報いるため」仕方なくやっているとのスタンスでもって。
多分この辺私がひろ子さんなら、そうそうにケンカして、お侍、ホームレスかなんかになっちゃってるかも知れないんすけど、ひろ子さんはすごいわっっお侍さんが何も言わなくても、空気読める、複雑な男心が分かるって感じで！(ＫＹな私にはムリ～♪)
結構読んでてドキドキしたよ。最後、なんかちょっと悲しい感じになりかけたけど、ラストのオチで最終的になんかすごくほわっと心あったかくなったってか、かわいかった。
アマゾンのレビューでは、これ星四つなんだよね・・・
最後に恋のみせ場みたいなのあってもよかったとか書いてあったけど・・・・・・
まぁ、私もなんか、実はそういうのあるかな？ 感あったんだけどね、ラスト部分とか読んでて。
でも、そーいうのないからこそ最後ほんわか終われた、ってか。
この展開で・・・あったら後色々引きそうですが。火曜サスペンスかなんかに突入ってか。
ひろ子さんの同僚の人もすごくいいキャラに成長してたし、私的には星五つ・・・・・に、したいのはやまやまなんだけどね。
実は、私この本の表紙、イマイチ好きになれないんだよ・・・・・
だってさ、この表紙の人、一体誰なんすか？？！ って☆
お侍さんはさーーだって文章の中にも、ちゃんと「えらはってて」とか書いてあんだよー？！
こんなバナナフィッシュに出てくるよーな美形とちゃうもんブツブツブツ・・・・・ってのはいいとしても、この絵の人、月代ないっぽいしーぽいしーー(わかんないけど)
まぁ、いいんだけどさ・・・・・・その辺、私だけそう思うのかも知れないし・・・ブツブツブツ・・・・・
表紙だけ見ると、全然オッケなんだけどな・・・・・もうちょっとだけ顔四角くすれば、美形過ぎてもまだ良かったのに。
でも、文章の中には挿絵ないしな。表紙の事は、私だけのこだわりだし・・・・・やっぱ星五つで相違ないな、ウン。
映画の方では、また更に美形になってたりして。(笑)
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