DDG-173 こんごう













































2023年8月26日8時01分

大阪港


大阪港に入港してくる

海上自衛隊のミサイル護衛艦、

DDG-173 こんごう です


こんごう型護衛艦の1番艦、

第1護衛隊群第5護衛隊に所属し

定係港は佐世保です


大阪港での艦艇広報の為に

多くのギャラリーが見守る中入港、

自衛艦等は人気が有りますが

ミサイル護衛艦(DDG)や

ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)の人気度は

レベルが違います


入港に際して登舷礼を実施、

夏の時季なので

海上自衛隊の真っ白な制服が輝いてカッコ良いですね


本艦DDG-173「こんごう」は

日本で初めて運用を開始したイージス艦、

1993年に就役した本艦は

就役30周年のアニバーサリーイヤーを

迎えました

ファンネル横には

「FIRST JAPANESE AEGIS WARSHIP」

と書かれた横断幕が掛けられています


まや型ミサイル護衛艦の就役、

はたかぜ型ミサイル護衛艦の

練習艦への種別変更により

海上自衛隊が運用するミサイル護衛艦は

全てイージス防空システム搭載艦となりました


海上自衛隊のイージス艦は

こんごう型4隻、

あたご型2隻、

まや型2隻の計8隻が就役中ですが

この中でこんごう型のみへリコプター格納庫が無い為

艦体後方がかなりスッキリとしているのが

外見上の特徴です

またレーダーマストもこんごう型のみ

カゴ状のラティスマストとなっています


米海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦を

設計のベースとしていますが

旗艦機能も考慮された結果

上部構造物が大型化し

結果的に個性的な船型となっていますね


デビューから30年と

そろそろ進退も気になる年式ですが

これからも日本の防空の要として

艦歴の最後の日まで

無事の任務の遂行を祈っています


こんごう型護衛艦

DDG-173 こんごう


建造所 三菱重工業長崎造船所

艦種 ミサイル護衛艦(DDG)

級名 こんごう型護衛艦

建造費 1,223億円

母港 佐世保

所属 第1護衛隊群第5護衛隊


艦歴

発注 1988年

起工 1990年5月8日

進水 1991年9月26日

就役 1993年3月25日


要目

基準排水量 7,250トン

満載排水量 9,485トン

全長 161m

最大幅 21m

深さ 12.0m

吃水 6.2m

機関 COGAG方式

主機 石川島播磨-GE LM2500 × 4基

出力 100,000PS

推進器 スクリュープロペラ × 2軸

最大速力 30ノット以上

燃料 1,785トン

航続距離 6,000海里(巡航速度:20ノット)


乗員 300名


兵装

54口径127mm単装速射砲 × 1門
Mk.15 Mod2 高性能20mm機関砲(CIWS) × 2基
ハープーンSSM 4連装発射機 × 2基
Mk.41 mod6 VLS × 90セル
68式3連装短魚雷発射管 × 2基


C4ISTAR

イージスシステム
ミサイル防衛対応
OYQ-102 対潜情報処理装置


レーダー

SPY-1D 多機能型
OPS-28D 対水上
OPS-20 航海用
Mk.99/SPG-62ミサイル誘導用 × 3基
81式射撃指揮装置2型-21G


ソナー

OQS-102
OQR-2 曳航式


電子戦・対抗手段

NOLQ-2 ESM/ECM
Mk.137 デコイ発射機 × 4基


その他

AN/SLQ-25 対魚雷デコイ