ひろておん
丸亀港
丸亀港内に係留中の
備讃フェリーのフェリー、ひろておん です
2023年2月19日より運用を開始した
備讃フェリーの新造フェリーで
撮影時は運用開始前という事で
試運転時以外は丸亀港内で係留されていました
備讃フェリーは船体にも表示されている通り
丸亀港から
塩飽諸島の広島、小手島、手島を結ぶ航路を
運航している会社です
「ひろておん」という船名は就航地
広島(ひろしま)の「ひろ」、
手島(てしま)の「て」、
小手島(おてしま)の「お」、
そして語呂合わせの「ん」を組み合わせた造語で
各島民の公募の中から
小手島中学校のただ1人生徒と教師が考えた
「ひろておん」が命名されたとの事です
今年の春に小手島でたった1人の学生であった
考案者の生徒が卒業してしまった為、
小手島小中学校も休校となってしまいましたが
とても良い卒業記念となった事でしょう
尾道の神原造船にて竣工した本船ですが
建造計画や進水式の情報が全く出ず
進水後にドックに係留されている姿が目撃されて
初めて存在が確認されるという
ちょっとナゾな経緯が有り
正式にメディアに情報が公開されたのも
3月7日の就航式になってからです
被代替船である「しわく丸」は
白地べ一スのシンプルな外装であったのに対し
サーモンピンクと白の
2色塗装の船体塗装にイメージチェンジ、
2代前の「びさん2」に似たカラーリングです
船型は片頭型と呼ばれる
船首側にのみランプウェイを備えた
瀬戸内の離島航路では昔から見られるスタイル、
近年建造された片頭型では
バリアフリー対応として
車両搭載デッキにも客室が設置されており
本船でもその様になっています
船首には社旗も掲揚中、
三洋汽船系の会社なので赤線三本ラインがベース、
略称のB.F.Cが下に入ります
なかなか乗るタイミングも無いですが
新しくなった本船にも
乗ってみたいですね
ひろておん
船種 カーフェリー
船質 鋼
進水年月 2022年10月
総トン数 243トン
自動車積載面積 228m2
旅客定員 150名
主機 ヤンマー6EY17W749KW(1018PS)×2
連続最大出力 1018ps
航海速力 12.735kt
建造 神原造船