フェリーふくおか
大阪南港と新門司港の間を結ぶ
名門大洋フェリー
名門大洋フェリーでは
夕方発の1便と夜発の2便の
1日2本を運航していますが
2便に新造船が就役という事で
3月29日に乗船してきました
デビューは3月28日ですが
初便は新門司港発で運航された為
3月29日の当便は
大阪南港発の初便となります
乗船するのは「フェリーふくおか」
出港40分前の19時10分より
乗船開始となりました
2便は19時50分発ですから
すっかり日も落ちて周囲は真っ暗です
先日の松山・小倉フェリー乗船時
に造船所に居るのを見たのが
本船になります
3月27日にラストランを迎えた
「フェリーふくおか II」の代替として
就役しました
もちろん3月26日に
お別れ乗船しています
乗船すると
エントランスにマスコットの姿が
名門大洋フェリーのキャラクター
「ノリーナ」です
少し前の写真に戻ってもらうと
船体にも描かれていますね
イベントの際にしか登場しないので
今回初めてお会いしました
兄弟に「フェリーニ」も居ます
部屋で荷物を下ろして
出港を見る為にデッキに出てきました
まずはファンネルの撮影、
SOxスクラバーが内蔵されているので
かなり大きく見上げる形で
迫力が有ります
8Fデッキの前方は
船員区画になっているので
一般立入禁止区域になっているのですが
扉が開いていて
お客さんが出入りしていますが
よく分からないので
とりあえず入らないでおきます
次に7Fデッキに下ります
7Fデッキの細長い通路は
まさかの立入禁止区域になっており
チェーンが掛かっていました
最近のフェリーは
パブリックスペースの拡大で
デッキの面積は縮少傾向、
海を真下に見られるデッキが
少なくなっているのは少し残念です
お見送りイベントが有るので
この後特別に開放された様です
海側の左舷は扉が閉まっていので
お見送りイベントを見る為に
デッキのスペースを拡大する為に
岸壁側の右舷側スペースは
特別に開放されている様です
お見送りイベントを見る為に
普段は入れない区画へ立ち入り、
ワクワクしますね
新造船デビューを祝して
デッキサイドには国際信号旗を並べて
満船飾としています
ブリッジと同じ高さに有るので
もちろんブリッジの手前で
チェーンが掛かっています
明かりが灯っていて
出港前準備が行われています
出港も近付き
デッキ上にお客さんの数が増えてきました
岸壁上では職員の方々が
風船とスティックライトを手に
お見送りイベントのスタンバイ中
出港は間もなく、
離岸作業も始まりました
20時ちょうど、
定刻より約10分遅れで
「フェリーふくおか」はゆっくりと離岸
デビューから2本目、
大阪南港発としては初めての
営業航海が始まりました
出港のお見送りイベントとして
バルーンリリースが行われました
汽笛に合わせてたくさんの風船が
夜の空へと舞い上がります
ボーディングブリッジの作業員の方も
手を振ってお見送りしてくれています
係船桟橋に1列に並んだ職員の方が振る
スティックライトの光もきれいです
本船が遠く離れていくまで
しっかりお見送りを頂きました
桟橋の先端では
離岸作業を行っていた作業員の方々も
手を振ってお見送りです
本船は無事出港しました
出港イベントが終わると
船員区画の開放も終わり
一般立入可能なスペースへと戻ります
満船飾もここで片付けられました
出港を見届けて船内に戻ると
エントランスで新造船記念の
ミニコンサートが行われていました
少し聴いていたのですが人も多く
レストランの混雑もひどかったので
客室で少しくつろぎます
レストランの営業は21時30分まで、
明石海峡通過は21時すぎとなるので
見ているとレストランが利用できないので
あきらめます
21時前にレストラン入店、
それでもかなりの混雑で
なんとか席を確保しました
バイキングです
通常夕食バイキングは1600円ですが
新造船デビューキャンペーンで
1000円に割引となっていました
バイキングなら
色々なメニューが楽しめて
嬉しいですね
デザートまでもっとゆっくり
楽しみたいところでしたが
まだ人が多かったので
少し控え目にしてレストランを後にしました
タ食の後は
お部屋でゆっくりお菓子を食べたりしながら
お風呂の混雑がなくなるのを待ちます
それでは今回利用したお部屋のご紹介
今回利用したのは7階のアウトサイド側、
ファーストB です
新造船という事も有り個室も大幅増、
今回は奮発して
少し大きなお部屋にしました
ファーストBは
和洋室タイプのお部屋になります
2名用の個室ですが
和室部分に布団を敷く事で
4名まで利用する事が出来ます
和洋室なので
2名分のベットと
2名分のマット・布団が有ります
和室の部分には
しっかりと畳が敷かれています
まだピカピカの船ですから
畳から新品の良い香りがしていて
気持ち良かったです
何人かで使用する部屋なので
しっかりと靴箱が有り、
玄関風になっているのも新鮮です
本クラスには
トイレ・バスは付いていませんが
洗面台が付いているので
洗面時に外に出なくて良いのも
快適なポイントです
ベットの枕元には
しっかりとライトとコンセントを完備
部屋の電気を消しても
十分な光量なので
ベットまで安全に移動出来ますね
今回の新造船就役記念品
ポストカードとミニトートバックを
頂きました
本室はアウトサイドのお部屋なので
窓が付いているのもポイントです
これまでインサイドの
1番安い個室ばかり使っていたので
名門大洋フェリーの窓付きのお部屋は
初めて利用します
展望浴室で温まり疲れを取ります
浴室入口には小さなモニターが付いており
センサーでカウントしているのか
モニターには浴室内に居る人数と
混雑度が表示されます
大きな浴槽が
3つ並んでいたのには驚きました
展望浴室は7階左舷後方に配置、
男女共に並んで設置されているのは
珍しい配置です
それでは船内のパブリックスペースを
見て行きましょう
まずはエントランスの記念撮影スペース
ボードには本船のシルエットと
フェリーニとノリーナが描かれています
着ぐるみがノリーナしか居ないのは
フェリーニは
船長になる為の修行中だからという
設定が有るみたいです
エントランス横には
公衆電話と記念スタンプ台が有ります
ス夕ンプはコレクションしているので
カードに1つずつと
私物スタンプ帳に1つずつ押しておきます
こちらにはフェリーニが居て
船のシルエットもしっかり
「フェリーきょうと」型です
シャチハタ式ではなく
ちゃんとスタンプ台なのは
意外でした
案内所・売店です
案内所は24時まで、
売店は22時30分までの営業です
売店はオリジナルグッズから
おみやげ、日用品まで充実した品揃えです
案内所では貴重品の預かりや
個室のル一ムキーの受け渡し等を
行っています
画家 柳原良平の絵が掛かっていました
ナゼ?と思っていましたが
名門大洋フェリーの株式の半分は
商船三井が所有していたのでした
「フェリーきょうと」では
木目調の壁面や暖色系のラインで
デザインされいたメイン階段のエリアは
本船では
中央に水が通っている?パネルが付いており
ブルーのライン等寒色系で構成されていて
シャープな雰囲気です
先代の内装テーマでは
「フェリーきょうと II」は寒色系、
「フェリーふくおか II」は暖色系だったので
ちょうど逆になった感じですね
本船ではもちろん客室内禁煙なので
煙煙ルームもしっかり設置しています
客室エリアへの入口には
扉が付いていてエントランス等
パブリックスペースの音は入らず
静かな空間が確保されています
スイート2室、デラックス8室のみ
というエリア
共有スペースの内装の豪華です
これ以上の立ち入りは出来ませんが
いつか利用してみたいものです
7階の階段裏にはソファーが1つ
右手の真っ暗な部屋は
展望ラウンジです
写真で撮るとかなり明るく写っていますが
実際はなんとかライトがなくても
走けるくらいにまで減灯されています
大きな窓からは
外を走る内航船の灯火や
陸地の光が見えています
窓枠の下の部分に
星座だったか?の紹介が1つずつ
付いていました
展望ラウンジの外側には
こちらにもべンチがズラリと
並んでいます
閉鎖中です
コロナ流行が少しずつ収まっていく中で
フェリー会社も
少しずつパブリックスペースの開放範囲を
広げてきていますが、
まだキッズルームは
閉鎖している会社がほとんどで
開放していても
遊具を置いていなかったりします
キッズルームの隣にはロッカーコーナー
貴重品ロッカー、コイン式ロッカー
そして面白いのは冷蔵ロッカーです
博多で明太子買っても持って帰れます
そしてゲームコーナーもしっかり完備
昔の船と比べると
船内の各設備が充実した事も有って
暇な時間はあまり無くなりましたが
それでも航海時間は12時間少々ですから
必須の設備です
UFOキャッチャーや
スロットマシンが並ぶのは
各社共通ですね
自販機コーナーも
大型船らしく充実した品揃え
ソフトドリンク、アルコールをはじめ
アイスクリーム、カップ麺の
自販機が並びます
電子レンジや給湯機も有ります
メイン階段の裏側にもソファーが1つ
両サイドには新造船らしく
祝花が飾られています
6階左舷側後方には窓側を向いた
カウンタ一席とボックス席が有り
外の風景を楽しみながら
持ち込みの食事も楽しめます
6階後方にはレストランが有ります
営業終了後は一部を区切って
フリースペースとして
開放されています
閉まっている部分に
料理が並ぶスぺースが有り
その奥にも席が設けられています
このフロアには客室が
特等クラスが数室しかないからか
少し狭いデッキです
ファンネルの前側になるので
ファンネルらしい良い絵になります
ただファンネルがデカいので
広角レンズでないと
ファンネルと海上の風景を一緒に収めるのは
難しいです